【子連れ引っ越しの後悔②】子どもの友達関係を守るために今できる4つの対策

chan
ゆき
ゆき

「引っ越す前の友達と会いたい!」と子どもに泣きつかれました。

chan
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うう。胸がぎゅっとなるね。私も、娘の交友関係を繋げなかったことを今でも後悔しています。

子どもを連れての引っ越し。
普段の家事、育児に加え、荷造り、転園手続き、仕事の調整…。
大人の事情に追われる中で、見落としがちな「子どもの心を安全に引っ越す」こと。

引っ越し準備にママやパパが夢中になるほど、子どもの表情が少しずつ消えていく・・・・・そんな瞬間、ありませんか?

私自身、これまでに10回以上の引っ越しを経験しましたが、子連れ引っ越しは今年の冬で2回目でした。

引っ越しには慣れていましたが、子どもたちが“お友達の存在”を意識する年齢になってからの引っ越しは初めて。私の想像以上に繊細な“別れ”があったのだと痛感しました。

結果、「子どもの交友関係を続けてあげられなかった後悔」が残りました。

急な転勤が決まり、慌ただしく進める引っ越し準備の渦中でも、子供の心を大切にしたい。

この記事では、同じ境遇の転勤族ママへ子どもの心を守る4つの行動を紹介します。

結論からお伝えすると、
「ママ同士で早めに連絡先を交換しておくこと」

それが、子どもの心を守る最初の一歩です。忙しくても、子連れ引っ越しで後悔しない“子どもの心を安全に引っ越す”ためのヒントをお届けします。

結論
  • 幼い子供に、家族以外に”大切なコミュニティ”が存在している。
  • 交友関係をつなげてあげるには、ママ同士の連絡交換が必要
WHAT YOU GET|あなたが得られるメリット
  • 引っ越しが完了した後日に後悔したリアルな内容がわかる
  • 忙しいママでもできる「交友関係を守る4つの行動」がわかる
  • 子どものストレスを減らし、引っ越し後も笑顔で過ごせる方法が見える
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子連れ引っ越しの後日|「子どもの交友関係」をつなげてあげられなかったことに後悔する

子どもの交友関係を繋いであげられなかった。これが引っ越し時の後悔の一つです。

今回の引っ越しで、私は「子どもの人間関係を守る」という視点を後回しにしてしまいました。振り返ると、その背景には3つの理由がありました。

理由① 子どもの世界の広がりを、親が過小評価していた

引っ越し当時、長女は6歳(年長)双子は3歳(年少)でした。

ほんの少し前まで、我が家の子どもたちは赤ちゃんでした。私は、子どもたちにとって「友達」と呼べる存在よりも、「ママ」「パパ」「おうち」が世界のすべてだろうと。

引っ越しが決まった時も「子どもだから、またすぐに友達ができるだろう」と軽く考えていました。

しかし、現実は違いました。子どもたちの中では、すでに「自分の世界」が育ち始めていて、お友達は心の支えであり、子どもたちの心の一部へと成長しているようでした。

引っ越しが落ち着いてしばらくたったある日、長女がふと、こんなことを言いました。

「みんなと小学1年生になれていたら、今頃どうだったかな。みんなに会いたいな。」

それに続くように、双子も口を開きました。

長男「〇〇くんと遊びたい!〇〇くんはね、かっこいいんだよ!また会いたい!」
次女「〇〇ちゃんのお家にまた行きたい。元気かな。」

引っ越し当時3歳だった双子でさえ、1年たった今も仲良しだった子の名前を口にします。

押し入れからアルバムを引き出しては広げ、「このとき楽しかったね」「また遊びたいね」と話す子どもたち。指先で自分とお友達をハートマークで囲む姿に、私は胸が熱くなりました。

「友達に会いたい。大好きだから。」

その言葉を聞いた瞬間、思わず、言葉を失いました。私にとっては“ただの引っ越し”でも、子どもたちにとっては“大切な友達との最後の別れ”だったのです。

正直、交友関係が狭い私にとって、これは衝撃でした。
こんなにも小さな子どもたちの中に、自分のコミュニティがしっかり確立していたということ。

忙しさを理由に、子どもの交友関係を“すぐに忘れるもの”と決めつけてしまった自分を、本当に後悔しました。

「子どもの世界の広がりに、親の感覚が追いついていなかった」この遅すぎた気づきは今も胸の奥に残っています。

理由② 引っ越し準備に追われ、優先順位が“現実的なこと”に偏っていた

引っ越しが決まると、毎日が一気に「作業」に変わります。

不用品の整理、役所の手続き、転園・転校の準備、引っ越し業者の手配、仕事の引き継ぎ、住所変更、公共料金の手続きまで・・・。時間はいくらあっても足りません。

しかも、どれも“必ずやらなければ、引っ越し後の生活に支障をきたす”ことばかり。

そんな中で、子どもの「お友達とのお別れ」は、頭の片隅では「大事」と分かっていながら、現実的にはいつも後回しになっていました。

引っ越し準備のリストを作るときも、一番上に書かれていたのは「新居探し」「業者の見積もり」「転園手続き」。その下に「お礼の品」「住所変更」。

けれど、「子どもの友達関係に関すること」は、どこにも書かれていませんでした。

忙しさに追われる毎日で、自分に言い聞かせていたことは

とりあえず今は引っ越しを終わらせなきゃ
友達関係はそのうち自然に落ち着くだろう

でも、今思えば本当に必要だったのは、
完璧な段取りではなく、“少し立ち止まる時間”だったのかもしれません。

引っ越しまで残り2週間。それまで前向きだった長女が、突然泣き叫びました。

引っ越しなんかしたくない!

半日、泣きながら抱きついて離れませんでした。

どうやら、引っ越し=旅行のような感覚だったようで、園の先生や友達の雰囲気、家の中の慌ただしさで「今の生活とのお別れ」をようやく理解したようでした。

私は何度も抱きしめながら言いました。

友達とは離れてしまうけれど、ずっと友達だよ。ママとパパは一緒だよ。

少しずつ泣き止み、落ち着きを取り戻しました。

なぜこの時に「今の友達との関係をつなぐ具体的な行動」を取らなかったのか、自分でも不思議でなりません。

引っ越し後のある日、娘がアルバムを開いて微笑みながら言いました。
「このとき楽しかったね。〇〇ちゃん、元気かな。」

その姿を見るたびに、胸が締め付けられます。“どんなに忙しくても、関係を繋いであげればよかった”と。

引っ越しの準備には期限がありますが、子どもの心のケアには締め切りがありません。

「ママ同士で連絡先を交換しておく」こと。

どんなにバタバタしていても、その数分の行動が、子どもの安心を守る大切な時間になります。

あのときの私は、“引っ越しを終えること”だけをゴールにしていました。
でも、本当のゴールは、“子どもの心を置き去りにしないこと”だったのです。

理由③ 「不安」を書き出し、タスクを洗い出してスケジュール落とし込まなかった

今回の引っ越しで、一番の失敗は引っ越しの初動。「今までの経験の延長」で進めてしまったことにあります。

今回の引っ越しは、これまでとはまったく条件が違いましたが、以前の引っ越しの感覚のまま段取りを進めてしまいました。

引っ越しが決まったときに一番最初に「不安を書き出す」べきでした。手続きでも、見積り依頼でもなく、まずは自分の頭の中にあるモヤモヤを可視化すること。

  • 子どもが増えたから、今までのタスクと違いはないか?
  • 誰にいつ連絡する必要があるか。
  • 子どもたちにはどのように引っ越しを伝えるか。

そうした“小さな不安”を一つひとつ書き出して、タスクを整理し、スケジュールに落とし込み、夫と共有しておく。

引っ越しの初動で引っ越しまでの道筋をきちんと立てていれば、後悔なんて起きなかったはず。

当時の私は、「できるところから片付ける」ことに注力していました。
優先順位があいまいなまま引っ越し準備を進め、子どもたちの気持ちを後回しにしてしまいました。娘の不安や寂しさに気づく余裕がなかったなんて言い訳だな・・と反省しています。

引っ越しの成功は、作業の早さでも、効率の良さでもありません。
家族みんなが、安心して新しい生活を迎えられるかどうか。

そのためには、引っ越しが決まったら最初に「不安を書き出すこと」。
それをタスクに変えて、スケジュールに落とし込み、家族で共有すること

引っ越しの初動を間違えなければ、引っ越しの後悔を減らすことができます。

不安を言葉にすることは、弱さではありません。
“家族の心を守る準備”として、引っ越しの準備に取り掛かる前に必ず行いましょう。

子連れ引っ越しで後悔しないために|子どもの交友関係を守るための4つの行動

幼い子どもにとって「友達」は、ただの遊び相手ではなく、
安心できる“心の居場所”であることを、今回の引っ越しで強く感じました。

私は今回の引っ越しで、子どもたちの大切なつながりを「どう守るか」について考えきれなかったことを、後悔しました。

では、どうすればよかったのか?
振り返ると、次の4つの行動で 子どものつながりを守ることができた と思います。

① プロフィール帳を書いてもらう

※画像はAmazon商品ページよりお借りしています。
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小学生のころ、流行りませんでしたか?
プロフィール帳。

名前、好きな食べ物、好きな人、好きなテレビ…。
今思えば、あれは小さな“自己紹介の宝箱”でした。

調べてみると、今でも売っていました!
しかも私の時代とあまり変わらないデザインで、思わず懐かしくなります。

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もしあの時これを用意して、娘の仲良しの友達に書いてもらっていたら・・。
子どもの宝物が一つ増え、新しい環境でも、寂しさを少し減らせたかもしれません。

プロフィール帳は、子どもたちにとって“思い出の形”になります。
そして、保護者同士が連絡先を共有する自然なきっかけにもなります。

保育園やこども園の場合は、先生に一言相談してから持ち込むのがおすすめ。
「転園前に記念として書いてもらいたいんですが…」と伝えれば、
多くの先生が快くサポートしてくれるはずです。

② 送迎時を狙って、直接ママに話しかける

次に効果的なのが、送迎時の“ほんのひと声”です。

共働きだと、お迎えのタイミングで他の保護者と話す余裕なんてなかなかありません。
でも、送迎のほんの数分でもいいんです。
「実は今度引っ越しすることになって…」「娘が〇〇ちゃんと仲良くしてもらっていて」
そう声をかけるだけで、連絡先交換のきっかけになります。

最初は“急に話しかけるのは悪いかな”とか”初めて話すの緊張するな”とか。色々考えてしまい、なかなか一歩踏みでせない気持ちすごくわかります。


でも、思い切って話しかけてみると、「引っ越し後も連絡取りましょう!」と明るく受け入れてくれるママばかりです。

忙しいママ同士だからこそ、“一歩の勇気”がつながりになる。
この小さな行動が、子どもの安心を生みます。

③ 子どもの“お手紙交換”を活用する

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年中〜年長になると、お手紙交換が少しずつ始まります。
折り紙を折って中にメッセージを書いたり、シールを貼ったり。
その姿は見ているだけで微笑ましいですよね。

引っ越しが決まったら、
「お友達にお手紙書いてみる?」と促してあげてください。

折り紙でも十分です。絵を書いたり、シールを張ったりするとお楽しみ度がアップします。
※30年前と変わらず、ぷくぷくシール大人気ですよ!

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手紙の最後に、ママのLINE IDや住所を添えると、自然なかたちで連絡を続けられます。

そして、もしお返事をもらえたら、「文通」という楽しみが生まれます。
子どもは、手紙が届くたびに「つながっている安心」を感じられます。

忙しいママにとっても、心の負担を減らせる優しい方法ではないでしょうか。
引っ越し後の子どもの笑顔を守ることができます。

④ 先生や役員さんに相談して、連絡先を聞いてもらう

どうしても直接やりとりが難しい場合は、
先生や役員さんに相談するのもあります。

迷惑かな?忙しいよね?と考えますが、どうしても聞きたいお友達を絞って迷惑のない範囲でお願いしてみましょう。

実際、長女宛に手紙を送りたいというお友達がいて、先生経由で私たちの新しい住所をお伝えしました。その時、先生もとても協力的に感じました。

「娘が仲良くしていたお友達と、連絡を続けたいようなんです」
そう伝えるだけで、間に入って確認してもらえることがあります。

もちろん個人情報の取り扱いには配慮が必要ですが、
「お相手の了承があれば」と前提を伝えれば、柔軟に対応してもらえることも多いです。

役員さんも「子どもたちのためになにか役に立ちたい」と思っていらっしゃるお母さん、お父さんも多いです。
園内でのつながりが広く、お別れの場面をフォローしてくれることも。
頼れる人に頼ることも、立派な“準備”のひとつです。

まとめ|子連れ引っ越しで子どもの交友関係をつなぐために

引っ越しの忙しさの中で、子どもの交友関係はつい後回しになってしまいがちです。
でも、たった4つの行動で、子どもの「つながり」を守ることができます。

  1. プロフィール帳を書いてもらう
  2. 送迎時を狙って、ママ同士で話す
  3. 子どものお手紙交換を活用する
  4. 先生や役員さんに相談して連絡先を聞く

これらはどれも、ほんの5〜10分のアクションをするだけで有効です。

ご自身に合わせて、この4つのどれかを挑戦してみてくださいね。

  • 話しかけるのが苦手な人は、①プロフィール帳や③お手紙交換。
  • 話しかけるのが得意な人は、②仲良しのままに直接話しかける④先生や役員さんに相談する

と、「子どもの交友関係をつなげてあげられなかった」ことによる後悔を防ぐことができます。

子どもの交友関係を“途切れさせない”ということは、そのまま「子どもの安心を引っ越す」こと。

忙しい日々の中でも、この4つの行動が、きっとあなたとお子さんの未来を優しくつないでくれます。

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