転勤族の妻はしんどい?離職率は73%!転勤生活9年目の妻が教えるしんどい理由と対策4選

chan
ゆき
ゆき

夫の転勤ごとに退職。キャリア継続ができない。しんどいのは私のせい?

せっかく生活に慣れてきたのに、またリセットか…。

夫の転勤が決まるたびに、そんな虚しさを抱えていませんか?

転勤族の妻の離職率は73%。この数字が物語っているのは、あなたの努力不足ではなく、「今の社会構造では、キャリアを継続するのが極めて困難である」という残酷な現実です。

しんどさの理由がわかれば、あなたもきっと自分を許せるはず。

私自身、転勤族妻9年目。3人の幼児を育てる中で「働かなきゃ」という経済的な焦りと、それを許さない環境との葛藤を何度も経験しました。

この記事では、転勤族の妻がなぜこれほどまでにしんどいのか、その理由をデータと9年間の実体験から紐解きます。

読み終える頃には、「しんどい」気持ちが、自分らしい未来へ踏み出すための「大きな転機」だと思えるはずです。限界まで頑張ってきた自分を責めるのは、もう終わりにしましょう。

ここで一度、これからの暮らしと働き方を、新しい視点で見直してみませんか?

この記事を読むと得られること
  • 転勤族の妻の「しんどい」と感じる理由
  • 「しんどい」気持ちは能力不足ではない理由
  • 「しんどい」気持ちを減らす対策
  • しんどい気持ちを話せる相談先

この記事は広告を含みます

転勤族の妻が「しんどい」と感じる理由とは

あなたがこれまで感じてきたしんどさは、決して能力不足ではありません。転勤族を取り巻く社会構造と、現代のライフスタイルとのミスマッチから生じています。

統計データや論文、転勤族の妻へのアンケート結果をもとに、しんどさの理由を整理していきましょう。

しんどい理由1|キャリアを積めない「社会の仕組み」

専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2024年
総務相統計局「労働力調査特別調査」、総務相統計局「労働力調査(詳細集計)」

現代は共働きがスタンダードな時代です。しかし、転勤族を取り巻く環境だけは、30年前の「専業主婦が当たり前だった時代」からアップデートされていないのが現状です。

関島梢恵氏・阿部眞子氏の論文『夫の転勤と妻の同居・就業選択』によると、非常に厳しい現実が浮き彫りになっています。

  • 正社員の妻が帯同する場合の離職率:73%
  • 離職後、再び正社員に戻る割合:1割未満

このデータから分かるのは、夫の転勤が単なる「引っ越し」ではないということです。
多くの場合、妻のキャリアを一度ストップさせる大きな要因になります。

そして一度キャリアが途切れると、正社員として復帰するのは簡単ではありません。
この「社会的な仕組み」こそが、転勤族の妻がしんどさを感じる大きな理由なのです。

ゆき
ゆき

転勤族の妻の離職率高い!再就職も正社員となると10%の人しか戻ってない!

しんどい理由2|転勤族の妻を追い詰める「孤育て」の壁

疲れているママ

キャリアを継続したいと願う背中を、無情にも押しつぶすのが「育児の壁」です。未就学児がいる場合、転勤を機に仕事を辞める確率はさらに20%アップするというデータもあります。

新天地で直面するのは、自力ではどうにもならない物理的な限界です。

預け先が見つからない

保育園や学童はどこも定員がいっぱい。年度途中の転勤では「空き待ち」からのスタートとなり、仕事を探すことすらままなりません。保育園が決まらないと仕事ができない。でも仕事がないと保育園が決まらない。そんなもどかしさを感じることは転勤族ママなら、一度や2度ではないのではないでしょうか。

頼れる人がいない

実家は遠く、夫は激務や新しい部署での立ち上げに追われ、協力は望めない。この状況で子供が熱を出せば、お迎えに行くのも、看病をするのも、深夜の対応をするのも、すべて「ママ」しかいません。普段の家事・育児さえも一人で回す「24時間365日のワンオペ」は、精神的にも体力的にも限界を超えています。

負の連鎖

子供が複数いれば、一人が治った瞬間に次の子が発熱……。交互に繰り返される看病で、1週間のうち2日しか出勤できないこともザラにあります。職場への申し訳なさと、思うように働けない自分への不甲斐なさ。そんな状況で「仕事」として成果を出し続けるのは、現実的に難しいですよね。

chan
chan

我が家は子供が3人いるので、インフルエンザなどの感染症を流行ると1ヶ月近く休むことも。

働く意欲があっても、環境がそれを許してくれません。 「私がもっと頑張ればいいの?」と自分を追い詰めてしまいがちですが、この「孤育て」の構造そのものが、一人の女性が背負うには最初から無理があります。

しんどい理由3|転勤族の妻が直面する人間関係のリセット

転勤は単なる引っ越しではありません。これまで築いてきた人間関係や地域とのつながりを、物理的に断ち切ってしまいます。

一般社団法人TENKIN LABと株式会社デンソーが行った「転勤時の仕事についてのアンケート」によると、転勤先で地域や社会とのつながりが弱くなったと感じる人は73.3%にものぼります。「知り合いがいない」「頼れる人がいない」という孤独の声が多数寄せられています。

アンケート結果 地域とのつながり

転勤の頻度は約半数が3年以内とも言われており、積み上げたキャリアや人間関係が数年おきに強制リセットされる徒労感は、働く意欲を大きく削ぎます。

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私自身も、6年かけて築いた友人関係や地域のつながり、ようやく見つけた職場を手放さなければならなかったとき、まるで自分の人生の一部が削ぎ落とされるような感覚を覚えました。新しい環境でゼロから人間関係を構築しなければならない精神的負担は、想像以上に重いものです。

しんどい理由4|転勤族の夫婦間で生まれる価値観のズレ

物理的な転勤の苦労以上に、私たちを追い詰めるのが、一番身近な存在である夫との「価値観のギャップ」です。

アンケート調査でも、「家事や家族を優先してほしい」と願う夫側の意識に対し、「仕事をしたい」「キャリアを途切れさせたくない」と願う妻側の本音との間には、大きな溝があることが浮き彫りになっています。

私自身も、「働ける範囲でいいのでは?」という夫の何気ない言葉に、どれほど胸を痛めたかわかりません。「家庭に専念したい気持ち」と「経済的な不安」の間で、常に一人で葛藤を続けてきました。

どうしても働きたい私と、家事育児への影響を心配する夫。この価値観のすれ違いは、物理的な転居以上に、心に深い孤独をもたらします。

数年おきに生活・人間関係・キャリアが強制リセットされる仕組みと、夫との価値観の違い。これらが重なり合うことで、転勤族の妻は「しんどい」と感じやすい環境に置かれています。

今感じているしんどさは、決してあなたの努力不足ではありません。転勤という仕組みそのものが抱える、構造的な問題です。

【転勤妻9年目】しんどいを乗り越えた対策

私は今年で転勤族妻9年目に入りました。

子連れ転勤族ライフは8年目、子連れ×共働き×転勤族ライフは2年目になります。

「しんどい時にこれをやってよかった」と思える対策をまとめました。

転勤先でゼロから再出発するたびに感じるしんどい気持ち。今では自分なりの「転勤族の歩き方」をつかむことができています。

対策①|転勤族の妻に合った働き方を探す

  • リモートワークが可能(もしくは在宅化につながる仕事)
  • 育児に理解がある職場
  • 柔軟な勤務時間の設定ができる

この3つを軸に職場を探すことが、転勤族の妻の命綱です。「子供の急な休みにどう対応するか」を心配しなくて済む環境があるだけで、心の余裕は大きく変わります。

8年のブランクがあり、幼児3人を抱えるワンオペの私でも、工夫次第で理想の職場に出会うことができました。自治体と大学が主催する就労支援プログラムでITを学び、再就職を果たした経験があります。リモートスキルが身につく前に転勤が決まり退職しましたが、その経験は決して無駄ではありませんでした。

現在は転職エージェントにも登録しました。

子供の状況と住まいを考慮した上で今は「扶養内勤務」を選びつつ、アルバイト先もEC構築やデザインなどリモートにつながる仕事を選び、在宅スキルを少しずつ積み上げています。

先を見据えながら、キャリア相談の中でいただいた「どんな環境でも貢献し結果を出すことが大切」というアドバイスを意識して仕事に取り組むとともに、エージェントから送られてくる希望条件の求人紹介も並行して確認しています。

子育てしながらの勉強や就職活動は簡単ではありません。けれど、転勤族でも「理想の働き方」を見つけることは決して不可能ではないのです。まずは情報収集から。自分の行動次第で、環境は必ず変えられます。

▼私が相談した転職エージェント
リクルートエージェント

対策②|転勤族の妻の頼れる行政の子育て支援を活用する

  • ホームスタート
  • ファミリーサポート
  • 保育所・子ども園の一時預かり

使える行政サービスは徹底的に使い倒します。私が実際に利用して感じたのは、行政が運営するこれらのサポートには、特別な思いを持った支援員さんたちが多いこと。

「自分が辛い時に、誰かに助けてもらえたらどんなに良かったか。昔の自分を救うように、誰かをサポートしたい」 そんな熱い思いで活動されている方で構成されていました。


私自身、しんどかった時に彼女たちの温かさに触れ、何度も救われました。その経験はあまりに大きく、今度は私自身が誰かの支えになりたいと、支援員の研修を受けるまでに至ったほどです。

家が散らかってる。イライラをしてしまう。弱い姿を見られたくない。と思ってなかなか利用に踏み出せないかもしれません。

でも、その気持ちも含めて、育児の辛さをわかってくれる同じ経験をした仲間が、あなたの背中を押してくれます。どうか遠慮せずに頼ってください。それが、次の未来へ進むための第一歩になります。

▼フル活用した行政の子育て支援です。
ホームスタート
ファミリーサポート
一時預かり(こちらはお住まいの自治体+一時預かりと入力してください)

対策③|転勤族の妻が疲れない方法【時間への投資】

  • 食器洗浄機
  • 衣類乾燥機
  • ロボット掃除機
  • 自動調理器具(ホットクック)

時短家電は、家事の時間を削るための「投資」です。賃貸の間取りに影響されないように、ドラム型の衣類乾燥洗濯機は購入できませんでしたが、投資できるものには、お金を注ぎました。

とにかく家事の時間を省くこと。とにかく自分を疲れさせないこと。これで、イライラをだいぶん抑えることができます。

それでも、子供3人をワンオペ育児していると「散らかし小僧3人vs片付けるのはママ1人」なのでたいへんではありますが、時短家電がなかったら精神的に病んでいたことでしょう。

時間に投資することで、毎日確実に1時間くらい余裕ができます。

全て浮いた時間で、オンラインスクールでスキルを磨いたり、地域の中に自分なりのコミュニティを見つけたり、子供達と向き合う時間が増えたり。時間に追われるではなく「豊かな」時間の使い方を心がけましょう。

転勤族の妻は、引っ越しのたびに環境がリセットされます。だからこそ、場所を選ばずできるスキルを少しずつ積み上げておくことが、次の土地でも自分らしく動ける土台になります。お金より時間を守ることが、転勤族の妻にとって最大の自己投資です。

▼しんどさ回避の「神」時短家電
ホットクック
衣類乾燥機
ロボット掃除機
食洗機

対策④|転勤族の妻がしんどさを減らす夫婦会議

最も重要なことは「パートナーに自分の気持ちを伝える」こと。話し合いの時間をつくることです。

わが家では、以下のことを定期的に話し合うようにしました。

  • 将来の教育費はどうする?
  • いつまで転勤を受け入れる?
  • 私のキャリアをどう継続させる?
  • 私が働くとき、家事・育児の分担をどこまでお願いできる?

私の夫も優しく協力的な人ですが、「こうしてほしい」という具体的な指示がない限り、家事や育児へ意識を向けることは難しいようです。

以前は「なぜ言わないと気づいてくれないの?家事育児は全部私の仕事なの?」とイライラしていました。

ですが、ファミリーサポートの研修で「育児のストレス」について学んだ時、気づいたんです。夫はわざと気づかないふりをしているのではなく、本当に「見えていない」のだと。

女性は先回りして何でも気づくことができますが、男性の脳の構造上、言葉で伝えないと状況を把握するのが難しいこともあります。そこに悪気があるわけではありません。

だから、良い意味で期待しないようにしました。

やってもらって当たり前ではなく、伝えないとわからないのが当たり前だと思うように。

今では、希望を冷静に言葉で伝えるようにしています。夫は相変わらず「言わないと動かない」ままですが(笑)、定期的な話し合いで雰囲気を作れているので、私ひとりで抱え込むしんどさは格段に減りました。

完璧な分担を目指すよりも、対話の土台があること。それが、転勤族という波のある生活を乗り切るための、何よりの支えになっています。

転勤族の妻が「しんどい」なら、それはチャンス

今あなたが感じている「しんどい」という気持ち。それは、あなたがこれまでずっと無理をして頑張りすぎてきた、というサインなのかもしれません。

「今のままの働き方でいいのかな?」
「もっと自分らしくいられる場所があるんじゃないかな?」

そんな風に、一度立ち止まって自分自身と向き合うべきタイミングが今なんだ、と捉えてみてください。

しんどさを繰り返さないために、どうすればいいか。自分はどんな道に進みたいか。そうやってゆっくり考える時間は、あなたの人生をより良い方向へ変えるための「準備期間」です。

今の「しんどい」は、理想の暮らしへ近づくための大きなチャンス。

これからは、少しだけ自分の心に耳を傾けて、これからの働き方や生き方について一緒に考えていきませんか?

まずは、この記事で紹介した4つの対策から、できそうなものを一つだけ試してみてください。

  1. 転勤族の妻に合った働き方を探す
  2. 行政の子育て支援をフル活用する
  3. 時間に投資する
  4. 夫婦会議を習慣にする

転勤族の妻の「しんどい」はあなたのせいじゃない

転勤族の妻として、これほど多くのしんどさを抱えながらも、今日まで頑張ってきたあなたを、まず認めてあげてください。

キャリアが途切れるのも、孤独を感じるのも、夫との価値観のズレに悩むのも。それはすべて、あなたの弱さではありません。転勤という仕組みが生み出す、構造的な問題です。

「しんどい」と感じるのは、それだけ真剣に自分の人生と向き合ってきた証拠。

今感じているしんどさは、これからの自分らしい暮らしを考えるための、大切なサインです。一人で抱え込まず、使える制度を使って、話せる人に話して、少しずつ前に進んでいきましょう。

あなたの「しんどい」は、必ず次の一歩につながります。

しんどい気持ちを話したい時の相談先

しんどい気持ちを減らすための4つの対策をご紹介しました。

でも、それらの対策に挑戦すること自体に「しんどい」を感じてしまうなら。
頭では分かっているけど、「しんどい」を減らす対策が取れない状況だったとしたら。

転勤族の妻は誰かに頼る勇気を出すこと自体に「しんどい」気持ちを抱えてしまうこともあるでしょう。まずは「誰かに話を聞いてほしい。」という時もありますよね。

誰かに「しんどいモヤモヤ」を聞いて欲しいなら、オンラインでの愚痴聞き相談サービスもあります。

同じ転勤族の妻の方が、あなたのお話を聞いてくれます。

同じ環境で過ごす転勤族の妻への相談は、あなたの「しんどい」気持ちを軽くしてくれるはず。

しんどさに押しつぶされそうになった時、ぜひ利用してみてくださいね。

誰かに「しんどい」気持ちを話してみる

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