【子連れ引っ越し】子ども関係の手続き①未就学児の転園ガイド
引っ越しの中でも、特に神経を使うのが「子どもに関する手続き」です。子どもの教育に影響すると思うと親の不安は大きくなります。
とくに転勤族のご家庭では、引っ越しのたびに「保育園どうする?」「児童手当は?」「学童の空きはある?」など、心配ごとが山ほどありますよね。

我が家も例外ではなく、今年(2025年2月)に6年ぶりの転勤辞令を受けて引っ越しを経験しました。当時、子どもたちは4月から新一年生になる年長の長女と、年中に進級する年少の双子。
新生活では、長女にとって初めての小学校、そして保育の選択肢も大きく変わる環境でした。旧居では「こども園」だったのが、新居では「保育園」か「幼稚園」の二択。正直なところ、「保育園と幼稚園って何が違うの?」というレベルから調べ直すことに。
そんな実体験をふまえて、子ども関連の手続きをひと目で把握できるチェックリストを作成しました。不安や疑問が少しでも軽くなれば幸いです。
この記事では未就学児の転園の手続きについてまとめています。
この記事を読むと
- 保育園、幼稚園、こども園の違い
- それぞれの園の申請方法
- 子どもどの園に通うべきかを選ぶ基準
がわかります!
「子どもの転園手続きって、何からすればいいんだろう?」と思ったときに、ぜひご活用ください。

まず最初に行うべきは、お子さんの転園・転校手続きです。
旧住所の園から在籍証明書を受け取り、新住所の自治体の教育委員会や保育課に提出しましょう。(※幼稚園の場合は、園に直接確認が必要です)
とくに、学年が変わる春以外の転校は、先生やクラスの雰囲気に慣れるまでお子さんのことが心配なりますね。できれば、事前に新しい園や学校を見学し、お子さんと相談しながら進学先を決められると安心です。
引っ越しまでの時間は限られていて大変ですが、物件の内見の日などと合わせて園や学校を見学することもスケジュールに落とし込みましょう。
知っておこう|保育園・幼稚園・こども園の違い
引っ越しや転勤で新しい地域に移ると、
「うちの子、どこに預ければいいんだろう?」と最初に悩むのが“園の種類”ですよね。
ひと口に「園」といっても、実は保育園・幼稚園・こども園の3つには
それぞれ異なる目的と特徴があります。
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| 種類 | 管轄省庁 | 主な利用家庭 | 利用時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 保育園 | 厚生労働省 | 共働き・ひとり親など、日中に家庭での保育が難しい家庭 | 7:30〜18:30前後(延長で〜19:00/20:00の園も) | 長時間保育・給食・午睡あり。働く家庭のライフライン的存在。 |
| 幼稚園 | 文部科学省 | 家庭で日中の保育が可能な家庭(専業・短時間勤務など) | 9:00〜14:00前後(預かり保育で〜17:00の園も) | 教育中心(行事・学び)。長期休みあり。学習や活動の特色が出やすい。 |
| 認定こども園 | 文科省・厚労省・内閣府 | 共働き家庭も専業家庭も利用可(1号〜3号認定で利用形態が変わる) | 教育利用:9:00〜14:00/保育利用:7:30〜18:30(延長あり) | 教育+保育の両立。兄弟同園しやすい。ライフステージに応じて認定変更が可能。 |
お子様がどの園が合うかは、ご家庭の
- 働き方
- 保育状況
- 教育方針(のびのび型/学習重視型)
などによって変わります。
まずは、ご家庭のライフスタイルや価値観に合わせて、
「わが家に合う園のタイプ」を考えてみましょう。
下のボタンから、それぞれのご案内にジャンプできます。気になる園タイプをクリック!
保育園の手続き
保育園=共働き家庭の強い味方!「保育」をお願いする場所
「共働き家庭の味方」として人気の保育園。引越し後もスムーズに働き続けるためには、園の選び方と手続きのタイミングがとても大切です。
まずは保育園がどんな施設で、どんなご家庭に向いているのかをチェックしてみましょう。
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| 項目 | 保育園の特徴 |
|---|---|
| どんな施設? | 働くママやパパのために、日中子どもを安心して預けられる場所。 国(厚生労働省)が管轄する保育の施設です。 |
| どんな人が利用する? | 共働きやひとり親家庭など、おうちで日中見られない場合に利用できます。 申請にはお仕事の証明が必要です。 |
| 何時から何時まで? | 朝は7:30から夕方6:30ごろまで。 延長保育を使えば夜7時〜8時まで預かってもらえる園もあります。 |
| 休日・長期休館 | 日曜・祝日・年末年始(12/29〜1/3)はお休み。 それ以外は基本的に毎日あずかってもらえます。 |
| メリット | 長時間の保育、バランスの良いごはんやおやつ、集団生活でお友達と楽しく過ごせます。 |
| デメリット | 申し込みに「保育が必要」という証明が必要。 地域によっては希望の園に入れないことも。 |
| ポイント | フルタイムや忙しい共働きのご家庭にはぴったり。 延長保育のある園を選ぶと安心です。 |

引っ越し・転勤で変わる保育園事情|共働き家庭のリアルな声
共働き家庭が主流の現代では、「保育園、入れるかな…?」という心配は大きいもの。子どもを安心して預けられる場所があるかどうかで、新生活の組み立てが全く変わってきます。
保育園は、いわゆる「お仕事してる家庭のための預かりの場」。
朝は早ければ7時半から預けられて、夜も延長保育がある園なら19時、20時まで対応してくれるところもあります。
フルタイムで働いてる親にとって、保育園はライフラインみたいな存在。保育園なしでは生活ができません。
園によって雰囲気はさまざまですが、どこも子どもたちはのびのび遊び、先生たちも親身に接してくれます。栄養バランスが整った給食もあるし、朝バタバタとお弁当を作る必要がないのも本当に助かります。

旧住所のこども園はお弁当不要。新住所の保育園はご飯だけ持参でした。自治体によって様々のようですね。地域の食材を使用したり、子どもたちで野菜を育てたりと食育にも力を入れてくれます。
ただ、どこでも入れるわけじゃなくて、就労状況や家庭の事情によって「点数」がつき、優先順位が決まるのが悩ましいところ。
地域によっては空きが少なくて、待機児童の問題に直面することもあります。
引越しに関する保活ではありませんが、保育園の入り方がわかりやすくまとめてくれた動画がありました。30分程度で保育園の申請方法がわかります。よかったらこちらをご参考にご覧ください。
保育園が決まったときの安心感とありがたさはひとしお。
働きながら子育てする家庭にとって、保育園の存在はなくてはならない支えだと感じています。
保育園の転園手続き|スケジュールと全体の流れを解説

転勤が決まったけど、保育園ってどうやって転園させるの?

たくさん書類をもらったけど、正直よくわからないね

申請しないといけないのは分かるけど、タイミングがよくわからないし、全体が見えない!
はじめての転園手続きに、このような疑問が浮かびませんか?
上記の疑問はまさに私が感じたもので、初めての転園手続きは「何から手をつけたらいいのか」すらわからず、もらった書類にとりあえず名前を書いて提出する…という他人任せな状態に。
気づけば、園には無事に通えるようになっていましたが、全体の流れが見えないまま進める手続きに内心ではずっと不安がつきまとっていました。
そこでこの章では、保育園の転園手続きの全体像やスケジュールを分かりやすく解説します。必要な書類や注意点もまとめましたので、転園準備の参考にしてみてください。
まず知っておきたい!転園手続きの全体像
保育園の転園は「申請書を1枚出せば完了」という単純な話ではなく、実は複数の書類をそろえたうえで、自治体への手続きを期限内に行う必要があります。
申請締切は意外と早めなので、引っ越しの転園手続きは転勤が決まったらすぐに、相談しておきましょう。
転園の主なステップ
まずは新しい市区町村の保育課に電話し、希望園の空き状況・申請締切・必要書類を確認しましょう。転勤が決まった時点で動き出すのがベストです。
電子申請可能な自治体もありますので、問い合わせ時に確認しましょう。
▼自治体のHPからも確認できます。
「保育園」「電子申請」+「自治体名」を入力!
\必要な手続きを調べてみよう/
Googleマップとハザードマップを活用! 通勤・通学ルートを調べ、家族全員の動線を確認。浸水想定区域などのリスクもチェックし、安心して通える園をピックアップしておきましょう。
「ハザードマップ」+「自治体名」を入力!
\お住まいの安全性を調べてみよう/
提出書類は意外と多いです。代表的なものは以下の通り:
- 転園・入園申込書(自治体または園)
- 就労証明書(勤務先)
- 課税(所得)証明書(旧住所の自治体)
- 健康状態・家庭環境確認票(自治体)
- 住民票の写し(転入先自治体)
- 在園証明書(現在の園)
書類によって取得先や発行までの日数が異なるため、早め手配しましょう。
退園届の提出や在園証明書の依頼も必要です。引っ越し日と新園の入園日を照らし合わせ、空白期間ができないように調整しましょう。お世話になった園には感謝を込めて早めに報告を。
提出期限:入園希望月の前月10日〜15日ごろが目安。
例:4月入園希望 → 3月10日〜15日締切。自治体によっては、前月初めや前々月末が締切の場合もあるため、必ず確認を。提出は自治体の保育課窓口または郵送で行います。
提出から約1〜2週間後に、自治体から転園先の選考結果通知が届きます。前月20日前後が目安。結果が届いたら、次のステップへ進みましょう。
新しい保育園から面談やオリエンテーションの日程連絡があります。引っ越し後、入園初日までに園を訪問して先生と顔合わせをし、必要な持ち物や提出書類を確認しましょう。健康診断や慣らし保育の日程が指定されることもあります。準備が整えば、いよいよ新しい園での生活がスタートです!

基本は希望すればスムーズに入れますが、転入できるかは保育園の空き状況に左右されます。事前に確認しましょう。
保育園の申請手続きに必要なもの
💡 自治体によって必要な書類が異なります。
白背景=基本的に全員提出、薄い黄色=自治体や家庭の状況により必要 を下の表では、示しています。
詳しくは 「転入先の市区町村・保育課」 に確認しましょう。
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| 準備するもの | どこで取得? | 説明 | タイミング |
|---|---|---|---|
| 転園・入園申込書 | 自治体または園 | 保育園・こども園の申請用紙類、転園や新規入園の際に提出します。 | 住民票転入後に申請。月10〜15日締切が多め。 |
| 就労証明書 | 勤務先 | 勤務時間・雇用形態・就労状況を証明する書類。共働き家庭では必須。 | 申請時に提出。勤務先へ早めに依頼しておくと安心。 |
| 課税証明書 | 旧住所の市区町村 | 保育料を決定するために必要。前年度所得が反映されるため旧自治体で発行。 | できれば引越し前に取得。転入後だと取り寄せに時間がかかる&費用が発生。 |
| 健康状態・家庭環境確認票 | 自治体 | 子どもの健康状態や家庭の状況を把握するための記入書類。 | 申請書類と同時に提出。転園時の健康情報共有に使用。 |
| 住民票の写し | 転入先の市区町村 | 住所・世帯構成を証明するための基本書類。 | 転入届提出後に取得可能。自治体窓口またはコンビニ交付。 |
| 在園証明書 | 現在通っている園 | 在籍していた園での通園状況や保育内容を証明するもの。 | 申請時期に合わせて園に依頼。提出手続き前に受け取るとスムーズ。 |
| マイナンバー確認書類 | 申請者・子ども・同居家族分 | 個人番号カードや通知カード+本人確認書類など。番号確認と本人確認を行うために必要。 | 申請時に提出。忘れると受理されないケースがあるため注意。 |
| 母子健康手帳の写し | 本人 | 健康状態確認の補足として求める自治体あり。予防接種・健康診断の記録確認に使用。 | 必要に応じてコピーを提出。母子手帳の健康記録欄を確認。 |
| 求職活動申告書/内定証明書 | 勤務先または本人 | 転職予定・求職中の場合に必要。勤務予定日や就労開始見込みを記入。 | 就労以外の理由で申し込む場合は必須。早めに準備。 |
| 自営業者の就労申告書/開業届控え | 本人作成(自治体様式) | フリーランス・個人事業主の場合に必要。開業届の控えや収支報告を添付。 | 自治体指定の様式を入手して作成。提出時に添付。 |
| 介護・病気などによる保育必要申立書 | 本人・医師など | 就労以外の理由(家族介護・療養など)で保育が必要な場合に提出。 | 該当する場合のみ。医師の診断書を添えるケースも。 |
| きょうだい在園証明/兄弟姉妹調書 | 現在通っている園 | 兄弟加点や同一園希望の際に必要。兄弟関係を確認するための書類。 | 申請前に園へ依頼し、提出書類に添付。 |
| その他自治体独自の書類 | 自治体 | 支給認定証明書・個人番号申出書など、自治体によって指定される追加書類。 | 自治体から案内があった場合に提出。 |

【チェックリスト付】保育園手続きロードマップをまとめました!
ぜひ、悩んだ時に目を通してみてください。
保育園の手続きチェックリスト

幼稚園の手続き
幼稚園=小学校へ行く前の“学びの土台”をつくる場所
子どもの「初めての学び」の場として、教育を重視したいご家庭に選ばれる幼稚園。
「保育より教育を重視したい」「家での時間も大切にしたい」という方にはぴったりです。
保育園との違いを踏まえながら見ていきましょう。
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| 項目 | 幼稚園の特徴 |
|---|---|
| どんな施設? | 文部科学省が管轄する、小学校の前に“学びの土台”をつくる教育施設。 |
| どんな人が利用する? | 家庭で日中の保育ができるご家庭が対象。 専業主婦(夫)やパート勤務のご家庭に多く選ばれています。 |
| 何時から何時まで? | 基本は9:00〜14:00前後まで。 預かり保育がある園では、17:00頃まで対応してくれることも。 |
| 休日・長期休館 | 土日祝日や、夏・冬・春の長期休みがあります。 小学校に近いスケジュールです。 |
| メリット | 教育に力を入れていて、学びの楽しさにふれる機会が多い。 音楽や英語など、園によって特色があります。 |
| デメリット | 保育時間が短めで、長期休暇もあるため 働き方によっては注意が必要。 |
| ポイント | 「教育を大切にしたい」「家庭の時間も重視したい」方におすすめ。 在宅勤務や短時間勤務の家庭にも向いています。 |
「小学校に行く前に、ちゃんとお勉強とかできるようになるのかな?」――そんな不安を持ったときに、選択肢として浮かぶのが幼稚園です。
幼稚園は、文部科学省が管轄している“教育の場”という位置づけで、保育園とはちょっと違い、教育をメインにした施設となります。

こども園(幼稚園)と保育園を体験して感じたこと
うちの子は引っ越す前、長女は年少から年中までの認定こども園(1号認定)に通っていました。
1号認定というのは、かんたんに言うと「幼稚園の仕組みで通うこども園」のことです。
家庭で子どもを見られるご家庭向けで、保育というより“教育の時間”が中心になります。
下の双子が年少に上がる2年間が1号認定として利用させていただいていました。朝9時ごろに登園して、14時前後にお迎えというスケジュール。こども園の1号認定は、幼稚園とほぼ同じ通い方になります。
その後、下の双子の入園をきっかけに私も社会復帰を果たします。
時短勤務の会社員として働き始めたタイミングで、1号認定から2号認定(保育利用)へ変更しました。就労証明書の提出が必要でしたが、手続きはとてもスムーズでした。
1号認定を利用して感じた幼稚園の魅力は、なんといっても教育の丁寧さ。
ひらがなや数字、音楽、体操、英語など、園によって特色があり、
先生たちは「子どもに学ぶ楽しさを伝える」ことを本当に大切にしてくれます。
私が通っていた園でも、毎日の帰りの際の先生からのフィードバックがとても丁寧で、
日々のやり取りの中で「この子のことを本当によく見てくれているな」と感じることが多くありました。
お迎えに来たら、担任か副担任の先生が1日にあったことをきちんと報告してくれる。これってこども園に通っているときは当たり前だと思っていましたが、そうじゃなかったんですね。こども園の先生方のご配慮には頭が上がりません。

園、担任の先生に左右されることはもちろんですが、下に保育園と幼稚園の感度を比較してみました。
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| 項目 | 保育園 | 幼稚園(こども園1号認定) |
|---|---|---|
| 先生との連絡 | 必要なときに連絡帳や口頭で簡潔に伝える形式。体調不良やけがなど、必要最低限のやり取りが中心。 | お迎え時に「今日こんなことを楽しみました」といった丁寧なフィードバックあり。先生との距離が近く、安心感がある。 |
| 連絡帳 | 連絡事項があったときのみ。コメントはシンプル。 | こちらも必要に応じて。丁寧な手書きコメントが多く、子どもの様子が伝わる。先生とのやり取りが楽しみになる。 |
| 園だより | 先生の個性にもよるが、手書きで愛情のこもった内容。季節の行事や子どもたちの様子が伝わり、毎月読むのが楽しみだった。 | 日々のフィードバックが十分なぶん、園だよりは必要な情報をシンプルにまとめてくれる印象。予定や行事の確認に便利。 |
| 先生との距離感 | 家庭と園の役割分担が明確で、保護者への連絡は最小限。忙しい家庭向けのスタイル。 | 園と家庭が一緒に子どもを育てているような雰囲気。相談しやすく、成長の共有が多い。 |
| 印象に残ったこと | 先生たちはテキパキしていて頼もしい。子どもが安心して自分のペースで過ごせる。 | 先生が子どもの小さな成長にも気づき、言葉で伝えてくれるのが嬉しかった。教育面での目配りを特に感じた。 |
もちろん、保育園の先生方も子どもたちにたくさんの愛情を注いでくださいます。
でも、“教育”に重点を置いている分、幼稚園やこども園(1号認定)のほうが、
子どもの個性や成長への目配りがより細やかに伝わるな、という印象が強く残っています。

保育園も、幼稚園ほどではありませんが、遊びを通じて自然に学べる工夫が盛り沢山です。

地域性なのかな〜と思っていましたが、この記事を書くに当たって、園の方針がまるっと異なるんだなと気づきました。
ただ、気をつけたいのは、長期休み(夏休み・冬休み・春休み)があること。
この間の預かり保育は園によってバラつきがあるので、共働きの方は必ず事前に確認しておいたほうが安心です。※長期休みも対応してくれる園もあります。
「おうちでの時間も大切にしたい」「子どもにのびのびと学ばせたい」「保育というより“教育”を中心に考えたい」
そんなご家庭にとっては、幼稚園はとても相性が良い場所だと思います。
幼稚園の転園手続き|全体のスケジュールを把握しよう

えっと、保育園は新住所の自治体に問い合わせるんだよね。幼稚園も一緒なのかな?

良い質問だね!幼稚園は直接園に問い合わせるよ。
引っ越し先で園を探すとき、「保育園と幼稚園、どっちにしよう?」か迷いませんか?
実は、この2つはそもそも”目的”が少し違います。
保育園は、共働きやシングル家庭など、日中家で子どもを見られない家庭のための施設。朝早くから夕方まで預けられて、給食付きのところも多いです。申込みは自治体が窓口になり、仕事をしている証明(就労証明書など)が必要です。
一方、幼稚園は家庭で過ごせる子ども向けの“学びの場”。教育を重視していて、絵本や工作、リズム遊びなどを通じて集団生活に慣れていきます。申込みは園に直接行い、保育時間は短め(9時〜14時ごろ)。長期休みがあるのも特徴です。
どちらが良いかは、家庭の働き方や過ごし方で変わります。
仕事を続けたいなら保育園、おうち時間を大切にしたいなら幼稚園。
ここからは、実際に「幼稚園を転園するときの流れ」をタイムラインで紹介します。
幼稚園へ転園するまでのステップ
まずは引っ越し先の通園圏内にある幼稚園へ直接問い合わせを。
定員や募集時期、転入枠の有無は園ごとに異なります。
人気園はすぐに埋まることもあるので、転勤が決まった時点で動くのが理想です。
幼稚園を選ぶときは、まず園の方針を確認。教育内容や先生の考え方が、家庭の子育てと合っているかを見ておきましょう。
毎日の通園ルートをGoogleマップでチェック。家・職場・兄弟の学校との動線が無理なくつながるかが大切です。あわせてハザードマップで安全性も確認。通園路や園周辺に危険区域がないかを見ておくと安心です。
幼稚園の転園は、保育園よりもシンプル。
主な書類は園から直接もらい、提出も園に行います。
よく求められる書類は次の通りです。
- 入園願書
- 在園証明書(前の園から)
- 健康診断書(かかりつけ医で発行)
- 家庭調査票・緊急連絡票
- 制服・用品申込書(転園時に必要な場合)
園によっては、母子手帳の写しや支給認定証(新制度園)を求められることもあります。
幼稚園の転園でも、自治体や園によっては「在園証明書」が必要になります。
転園先の園に確認し、求められた場合は、現在の園に早めに依頼しておきましょう。
退園日と転園先の入園日を調整し、期間が空かないようにします。
お世話になった先生方には感謝を伝えながら、スムーズに引き継ぎを。
多くの幼稚園では、転入時に親子面接やオリエンテーションがあります。
入園書類の確認、制服や通園グッズの案内、園生活の説明などが行われます。
必要に応じて健康診断や持ち物準備を済ませ、入園初日に備えましょう。
初日は緊張するかもしれませんが、先生たちは転入園児のサポートに慣れています。
お子さんが安心して通えるよう、家庭でも新しいリズムを意識した準備をしてあげましょう。
幼稚園の申請手続きに必要なもの
💡 園によって必要な書類が異なります。
下の表では、白背景=基本的に全員提出、薄い黄色=園や自治体の方針により必要 を示しています。
詳しくは 希望する園」または「転入先の教育委員会」 に確認しましょう。
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| 準備するもの | どこで取得? | 説明 | タイミング |
|---|---|---|---|
| 入園願書 | 希望する園 | 幼稚園やこども園(1号認定)の入園申し込み書。園ごとに配布・受付時期が異なります。 | 募集開始時期に園で配布。提出締切を必ず確認。 |
| 面接・入園選考申込書 | 園 | 入園面接・選考を受けるための申込書。写真を添付する場合もあります。 | 園指定の期日までに提出。 |
| 健康診断書 | 医療機関または園 | 子どもの健康状態を確認する書類。園指定の用紙が配布されることが多いです。 | 入園前健診または指定期間に提出。 |
| 予防接種記録 | 母子健康手帳 | 接種済みワクチンの記録を母子手帳から確認。コピーを提出する場合もあります。 | 入園前面談時に提出を求められることが多い。 |
| 住民票の写し | 市区町村役場 | 住所や保護者・子どもの関係を証明する書類。 | 転入届提出後に取得可能。提出時に添付。 |
| 在園証明書 | これまで通っていた園 | 転園の場合に必要。通園状況や在籍期間を証明するもの。 | 転園時のみ。申請時期に合わせて園に依頼。 |
| 収入証明書/課税証明書 | 旧住所の自治体 | 教育無償化の手続きや補助金申請に必要な場合があります。 | 必要に応じて提出。旧自治体で発行しておくとスムーズ。 |
| マイナンバー確認書類 | 保護者・子ども分 | 個人番号カードまたは通知カード+本人確認書類。自治体によって提出を求められることがあります。 | 必要な場合のみ。申請時に提出。 |
| 通園証明書/バス利用申込書 | 園 | 通園バスや送迎に関する希望を提出。園によって形式が異なります。 | 入園手続き時またはオリエンテーション時に提出。 |
| 支給認定申請書 | 自治体 | 教育・保育の無償化を受けるために必要な書類。1号認定を希望する場合に提出。 | 入園申請と同時に自治体へ提出。 |
| その他園指定の書類 | 園 | 家庭調査票、緊急連絡先カード、アレルギー調査票など園ごとに指定される場合があります。 | 園の説明会または入園決定後に案内。 |
幼稚園の手続きチェックリスト

こども園の手続き
こども園=保育園と幼稚園のいいとこ取りをした“学びと育ちの両立の場
保育園と幼稚園、両方の“いいとこ取り”をしたのが認定こども園。
転勤族のご家庭にとっては「どちらにするか迷っている」「兄弟一緒に通わせたい」といったニーズに応えられる柔軟な選択肢です。
仕組みは少し複雑ですが、ポイントを押さえれば選びやすくなります。
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| 項目 | こども園の特徴 |
|---|---|
| どんな施設? | 保育園と幼稚園の機能をあわせ持つ“ハイブリッド型”の園。 文部科学省・厚生労働省・内閣府が共同で所管。 |
| どんな人が利用する? | 共働き家庭も専業家庭も利用可能。 「1号〜3号認定」により利用の仕方が異なる。 |
| 何時から何時まで? | 教育利用(1号):9:00〜14:00が基本、預かり保育あり。 保育利用(2・3号):7:30〜18:30前後、延長保育あり。 |
| 休日・長期休館 | 教育利用は長期休みあり。 保育利用は原則として通年開園。 |
| メリット | 教育と保育のバランス。 兄弟同じ園で通えることも。 ライフスタイルに応じた認定区分の変更が可能。 |
| デメリット | 仕組みや手続きがやや複雑。 地域によっては選択肢が少ない場合も。 |
| ポイント | 保育も教育も両方大切にしたいご家庭に。 途中入園や兄弟同園がしやすく、転勤族にも人気。 |
保育園と幼稚園、どちらがいいのか悩んでしまう…そんな時、お住いの地区にあれば、ぜったいおすすめしたい「こども園」。
実際に私の子どもも通っていましたが、こども園はまさに 「教育もしてくれる保育園」。
学びと保育の両方を大切にした、とてもバランスの良い環境です。
認定こども園は、共働き家庭も専業主婦(夫)家庭も利用できる柔軟な施設です。
利用方法は「認定区分」によって異なります。
- 1号認定:幼稚園のように利用(家庭での保育が可能な方向け)
- 2号・3号認定:保育園のように利用(共働き・ひとり親家庭など)
つまり、家庭の働き方やライフスタイルに合わせて利用形態を選べるのが、こども園の魅力です。
こども園の魅力と、少しだけ感じるた”さみしさ”
うちの場合も、長女が「1号認定」で通っていた時期がありました。
朝9時に登園して14時前にお迎え。延長保育を使っても17時ごろまでです。
下の双子が3歳になり、私が時短正社員として働き始めたタイミングで「2号認定」へ変更しました。
その際は就労証明書の提出が必要でしたが、手続きはとてもスムーズでした。
一方で少し切なかったのが、長期休みの違い。
「1号認定」の子は幼稚園スケジュールで長期休みに入る一方、
「2号・3号認定」の子は通常どおり登園します。
夏休みや冬休みの時期になると、
「なんで〇〇ちゃんはお休みなの?」と仲良しのお友達と長く会えない事に気づいた子どもが不思議がるシーンも。
同じ園に通っていても子どもたちの過ごし方が違うので、親として「ごめんね」という気持ちが残りました。
結論、こども園って最高だった!
とはいえ、子どもたちはすぐに新しい環境に慣れていきます。
そして、ライフスタイルに合わせて利用区分を変更できるこども園は、
保育も教育もどちらも大切にしたいご家庭にとって、本当にバランスの取れた選択肢だと感じます。
先生たちの配慮も細やかで、教育面のサポートはもちろん、
子どもの自由や個性を尊重する姿勢にもいつも安心感がありました。
また、引っ越しや転勤などで途中入園が必要な場合にも柔軟に対応してくれる園が多いのも大きな魅力。
兄弟そろって同じ園に通えるケースも多く、転勤族の家庭にはとても心強い存在です。
最後に保育園・幼稚園・こども園の違いについてまとめてくれている動画がありましたので添付させていただきます。ご参考にごらんください。
こども園へ転園するまでのステップ
こども園の仕組みは、少し複雑に感じるかもしれません。
というのも、「認定こども園」には1号、2号、3号の3つの利用区分があり、
1号認定は“幼稚園のような通い方”、
2号・3号認定は“保育園のような通い方” になります。
同じ園に通っていても、認定によって登園時間や長期休みの扱いが異なるため、最初はやや分かりづらいと感じる方も多いです。
ちなみに、2号と3号の違いはお子さんの年齢によるもので、
2号は「3歳〜就学前の子ども」、3号は「0〜2歳の子ども」が対象です。
どちらも“保育が必要な家庭(共働き・出産・介護など)”が利用できます。
仕組みを「教育利用(1号)」と「保育利用(2・3号)」の2つに分けて考えると、とてもシンプルです。
そんなこども園での転園手続きの流れを、わかりやすくステップごとに紹介します。

親のライフスタイルによって、園内で利用区分を変更だけで預け方を変えることができます。転勤族世帯は、とても助かりますね。
転居先が決まったら、新しい市区町村の保育・教育担当窓口(保育課または教育委員会)に連絡。
希望するこども園の空き状況や、どの認定で申し込むのが良いかを確認しましょう。
同時に、希望する園にも直接問い合わせて、見学や申込の流れを聞いておくとスムーズです。
こちらも保育園・幼稚園と同じく、Googleマップを使って、自宅から園までの距離や通園ルートを確認します。職場・兄弟の学校との動線を考えることも大切です。
あわせて、ハザードマップで災害リスク(浸水・土砂災害など)もチェック。
無理のない距離と安心できる環境の園を候補にしておくと安心です。
書類は1号認定(教育利用)と2・3号認定(保育利用)で異なりますが、代表的なものは以下の通りです。
- 入園・転園申込書(園または自治体)
- 就労証明書(勤務先)
- 課税証明書(旧住所の自治体)
- 健康状態確認票(園または自治体)
- 住民票の写し(転入先の市区町村)
- 在園証明書(現在通っている園)
1号認定では園への直接提出、2・3号認定では自治体への提出が必要です。
書類によって発行元や発行までの日数が異なるため、早めに手配しておきましょう。
退園届の提出や在園証明書の依頼など、早めの連絡を忘れずに。
引っ越し日と新園の入園日を調整して、通えない期間ができないようにします。
お世話になった園には感謝を込めて、できるだけ余裕をもって報告を。
- 1号認定(幼稚園型):園へ直接提出
- 2・3号認定(保育型):自治体(保育課)に提出
提出締切は自治体によって異なりますが、目安は入園希望月の前月10〜15日ごろです。
例:4月入園希望 → 3月10〜15日締切。
園によっては前倒しの場合もあるため、必ず確認しましょう。
選考結果は自治体または園から通知されます。
結果が届いたら、指定された期日までに入園手続きを進めましょう。
新しいこども園から面談やオリエンテーションの日程連絡があります。
先生との顔合わせや、必要な持ち物・慣らし保育の予定を確認。
健康診断や提出書類を求められる場合もあるので、案内に従って準備を進めましょう。
準備が整えば、いよいよ新しい園での生活スタートです!
\こども園の手続きリストは幼稚園と同じ用紙にまとめています/

こども園は、保育も教育もカバーする柔軟な仕組みのため、
「転園先が決まりやすい」「兄弟同じ園に入りやすい」といったメリットもあります。
こども園の申請に必要なもの
1号認定(教育標準時間利用):主に専業主婦(夫)・短時間勤務など、家庭での保育が可能な家庭向け。幼稚園に近い「教育利用」が中心です。
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| カテゴリ | 必要書類・提出物 | 備考・ポイント |
|---|---|---|
| 基本書類 | ・入園願書(園指定) ・面接票 ・健康調査票 |
こども園の「1号認定」は園ごとに募集時期や願書受付期間が異なる。 願書配布や面接日程は直接園に確認。 |
| 家庭情報 | ・家庭状況調査書(保護者記入) | 家庭での保育が可能であることを確認する書類。 提出先は園または教育委員会。 |
| 健康関連 | ・母子健康手帳(写し可) ・健康診断書(園指定または医師発行) |
健康状態やアレルギーの有無を確認。園で定期健診を実施する場合も。 |
| その他 | ・予防接種記録 ・転入・転出証明書(引っ越しの場合) |
転勤や引越しに伴う転園時は、旧自治体で退園手続きをしてから申請。 |
2・3号認定(保育利用):主に共働き・ひとり親・求職中など、「保育の必要性」がある家庭向け。保育園に近い「保育利用」が中心です。
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| カテゴリ | 必要書類・提出物 | 備考・ポイント |
|---|---|---|
| 共通書類 | ・入園申込書(認定こども園入園申請書) ・支給認定申請書(2号・3号) |
自治体経由で申請。申込時期は自治体HPまたは窓口で確認。 転勤・転入時は「入園調整票」が必要な場合も。 |
| 就労証明 | ・就労証明書(両親分) ・勤務証明または内定通知書 |
保育が必要な理由を証明するための書類。 自営業・フリーランスは業務内容を記載した様式で提出。 |
| 所得関連 | ・課税(非課税)証明書 ・源泉徴収票(最新年度) |
保育料(利用者負担額)を決定するための資料。 世帯全員分が必要になる自治体もある。 |
| 健康関連 | ・母子健康手帳(写し可) ・健康診断書(必要に応じて) |
アレルギー・持病の有無を確認。医師の診断書が必要な園も。 |
| その他 | ・転入届・住民票(転居の場合) ・入園調整票(在園からの転園時) |
転勤・引越しの際は「退園届」+「支給認定申請」+「入園申請」を同時に提出。 |
まとめ
未就学児の転園手続きは、想像以上にやることが多く、書類の準備やスケジュール管理に戸惑うこともあります。でも、ひとつずつ整理して向き合えば、きっと乗り越えられます。
特に大切なのは、ご家庭で「どんな園に通わせたいか」「どんな子育てをしたいか」をしっかり話し合っておくこと。
保育園・幼稚園・こども園は、名前が似ていても、それぞれに目的や方針が異なります。
- 保育園は「働く家庭の子どもの生活を支える場所」
- 幼稚園は「教育や集団活動を通して子どもの成長を促す場所」
- こども園は「教育と保育を一体化し、家庭の状況に応じて柔軟に対応する場所」
この違いを理解し、自分たちのライフスタイルに合った園を選ぶことが、結果的にお子さんの安心にもつながります。
そして、どの園を選ぶ場合でも、事前の見学を強くおすすめします。
書類や口コミだけではわからない園の雰囲気。先生たちの声かけ、子どもたちの表情、教室の空気感など・・・は、実際に足を運んで初めて感じられるものです。
物件の内見や新居探しのタイミングに合わせて、必ず園見学もスケジュールに組み込んでください。
園の“空気”を肌で感じて納得できると、転園準備も前向きに進められます。
「新しい土地でどんな暮らしをしたい?」を丁寧に話し合いながら、家族みんなが無理のないペースで新生活をスタートできるといいですね。
お子さんが安心して過ごせる園と出会えますように。

