【子連れ引越しの後悔】100万円超の修繕費を請求された転勤族妻のリアル。退去トラブルの全貌と5つの教訓

chan
ゆき
ゆき

人の引っ越しの失敗って、気になりませんか?

ちょっと怖いけれど、つい覗いてみたくなる。「子連れの引っ越しで、みんなどんな失敗をしたのだろう」と。

それは単なる好奇心ではなく、「自分たちは失敗したくない」という切実な防衛本能かもしれません。

私自身、ずっと“誰かの失敗を参考に、自分を守ってきた側”でした。 まさか、自分が「失敗を語る側」になるとは…。

昨年末の引っ越し。

様々な失敗が重なり、長年お世話になった信頼していた大家さんとの関係が崩れ、100万円を超える修繕費を請求される退去トラブルに巻き込まれました。

金銭的なショックも大きかったのですが、それ以上に苦しかったのは、「あんなに大好きだった場所に、もう笑顔で帰れなくなってしまった」という現実でした。長年かけて築いた信頼が、一瞬で崩れ去ったあの日。 この経験を通して痛感したのは、“信頼関係は「優しさ」ではなく「行動」で守るもの”だということ。

この記事では、私が実際に体験した退去トラブルの全貌と、同じ後悔を防ぐための5つの行動をまとめました。

「子連れ」「共働き」「ワンオペ」「長距離移動」──どれかひとつでも当てはまるあなたにこそ、この記事を、”未来の自分と家族を守る予防線”にしてください。

WHAT YOU GET |この記事を読むメリット
  1. 子連れ引っ越しで実際に起きた退去トラブルのリアルがわかる
  2. なぜ高額請求に発展したのか、その原因と経緯を理解できる
  3. 家族を守るための具体的なチェックリストが手に入る
  4. 安心して新生活をスタートするための「後悔しない退去術」がわかる

※この記事は、特定を避けるため一部の数字や設定を加工していますが、すべて実際に起きた真実の記録です。

今回の引越しは、数年ぶりの転勤でした。 前回の引越しから月日が流れ、私たちの環境は大きく変わっていました。

専業主婦から正社員としての仕事が始まったこと。 子どもが3人に増え、賑やかさと忙しさが増したこと。 大家さんの優しさに甘えてしまったこと。 これまでの引越し経験への過信と、どこか欠けていた危機管理。

ひとつひとつは小さな変化だったかもしれません。 けれど、それらが積み重なり、噛み合ってしまった結果、今回のような大きな失敗へと繋がってしまいました。

では、一体どのような経緯があったのか。 私の後悔が、誰かの未来を守る力になることを願って、ありのままをお話ししていきます。

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Contents
  1. 【前提】トラブルのはじまり
  2. 【退去トラブルの原因】立ち会い不在で起きたすれ違い
  3. 【退去トラブルの経緯①】退去から1ヶ月後、100万円を超えるの請求が届く
  4. 【退去トラブルの経緯②】大家さんとの直接交渉と信頼崩壊
  5. 【退去トラブルの教訓】失ったものは”お金”ではなく”信頼”だった
  6. 【退去トラブル対策】後悔しないために。退去時に必ずやる5つの行動
  7. 【まとめ】信頼とは、”仲良くすること”ではなく”誠実であり続けること”

【前提】トラブルのはじまり

優しかった大家さんの近くで母として成長してきた日々

長女が生後6ヶ月の頃から。下の子はまだ、ミルクの甘い匂いをまとった生後3ヶ月の頃から。私たちが初めて本格的に子育てを始めた場所は、地方の小さな貸家でした。

私たちが初めて本格的に子育てを始めたその場所は、大家さんご夫婦の温かな人柄に包まれた、とても居心地の良い家でした。

顔を合わせればいつも子どもたちの成長を気にかけてくださり、私たちも「いつかこの家を離れる日が来ても、また元気な姿を見せに帰ってきたい」と心から思えるほど、良好な関係を築いていました。

私が母としても、私達家族にとっても成長の歴史が刻まれていった、かけがえのない居場所。 だからこそ、その関係が壊れてしまうなんて、当時は想像もしていませんでした。

私たちが日頃から親しく接していたのは、高齢の大家さんご夫婦でした。 しかし、実際の退去手続きや契約上のシビアな判断を行う窓口は、日常的な交流があった方々とは別の方が担当されていました。

「心が通うような穏やかな交流」と「事務的な契約窓口との距離」。

良好な関係を築いているという安心感から、契約上のルール確認をどこか後回しにしてしまったこと。この「日常」と「契約」の温度差が、のちに取り返しのつかない大きな溝となってしまいました。

筆者にとっての前の住まいとは?
  1. 私が母として成長してきた家だった
  2. 大家さんとの関係は極めて良好だった
  3. 私たち家族にとってかけがえない居場所だった
  4. 管理者は大家さんとは別の担当者だった

【退去トラブルの原因】立ち会い不在で起きたすれ違い

特殊な構造の住まいと、修繕における不利な条件

借りていた住居は、退去時に築30年近く経っていました。

しかし、その家は地域の気候に合わせた特殊な工法で建てられた、非常に珍しい構造の建物だったのです。その特殊さゆえに、修繕を依頼できる業者が極めて限定されており、実質的に比較検討(相見積もり)ができない環境にありました。

つまり、「特殊な構造 × 業者の選択肢がない」という状況。 適正価格を判断する基準が得にくく、修繕費が高騰しやすいという、今思えば非常にリスクの高い前提条件があったのです。

「少しくらい汚しても大丈夫」という言葉の落とし穴

そんな背景に追い打ちをかけたのが、入居時、窓口の担当者からかけられた言葉でした。

お子さんも小さいですし、築年数も経っていますから、多少の汚れや傷は気にしなくて大丈夫ですよ

その優しさに私は救われ、そして油断しました。

小さな落書きは掃除をしても跡が残り、めくれた壁紙は子どもたちの遊び道具になって少しずつ範囲が広がっていく……。


気づけば“相談しづらいほどの大きさ”にまで広がっていました。

報告しなかった箇所と退去時の対応

引っ越し作業が終わり、家具がなくなった部屋を見て初めて気づく汚れや傷がありました。当時は「経年劣化の範囲内だろう」と軽く考えていたものが、のちに大きなトラブルの種となってしまいました。

◯報告しなかった箇所

  • 経年劣化の影響が大きい箇所
  • 退去時に判明、新幹線の乗車時間が迫っていたので報告しなかった

クロスの剥がれ経年劣化で浮いていた箇所を、子どもが触ってさらに広げてしまったもの。
キッチンの表面加工(ダイノックシート)経年劣化で角部全体がパリパリと剥がれだしたが、放置。
床の腐食家具撤去後に確認。牛乳が染みて床材表面の加工が剥がれていた箇所。
クロス汚れ/子どもの落書き壁紙洗剤で落とすが残るが放置/退去時家具、家電がなくなってわかったクロス汚れ

◯退去前に報告した箇所

「自分たちの過失」と自覚があったため、できる限りの対応はしていた箇所

子どもが貼った無数のシールシールはがし洗剤で撤去
消耗品の交換傷んでしまったカーテンなどは、退去前に新しいものと交換
設備の不具合報告網戸の故障や建付けの不具合などは、退去前に窓口へ報告

◯想定外の指摘を受けた箇所

  • そもそも気づいていなかった
  • 破損や汚れは明らかな経年劣化によるものだと判断していた
水回りのシーリング(目地)生活する上で避けられない劣化だと思っていたが、修繕対象と指摘
玄関や洗面所のクロス意識していなかった生活汚れや手垢が「過失」として扱われました。
網戸の総入れ替え一部の故障だけでなく、すべての網戸の張り替えを求められました。

荷出しが終わった後、次の目的地へ向かう移動の時間が迫っていたこともあり、焦りから十分な現状確認と報告を怠ってしまいました。

「クロスの剥がれくらいなら、預けている敷金の範囲内で収まるだろう……」

そんな私の安易な思い込みが、のちに大きな代償となって返ってきました。

退去が近づいた頃、貸主側から修繕についての確認がありました。 夫は法人契約であることから、「今後の手続きや相談は、会社(窓口)を通して進めてください」と伝えました。

私たちの意図は、あくまで「法人契約のルールに則って、確実に連絡をつなぐため」の配慮でした。しかし、その言葉が先方には「費用はすべて会社が負担するので、お任せします」という、全く別の意味に変換されて届いてしまった可能性があります。

後に届いた見積書に、通常では考えにくい範囲の修繕費まで含まれていたのは、この時のボタンの掛け違いが大きな原因だったのかもしれません。

そして何より決定的だったのは、「退去の立ち会いに、住んでいた私たち自身が同席しなかったこと」でした。

法人契約と「立会不在」がもたらした誤解

法人契約という性質上、退去時の立ち会いには、私たちの暮らしの背景や傷が広がった経緯を詳しく知らない「代理人」が向かうことになりました。

そのため、その場で行われたのは単なる現況確認に留まりませんでした。 貸主側から示されたのは、大切に貸していた家に対する「強い落胆」と「厳しいお言葉」だったそうです。

私たちが現場にいなかったことで、傷がついた経緯やこれまでの感謝を直接伝える機会を失い、話し合いは平行線のまま、感情の温度だけが上がってしまいました。

「本当はあなた達と話したかった」「裏切られたような気持ちだった」。
のちに届いた、電話越しの震えるようなその声が、今でも私の耳に深く残っています。

貸主側との間にあった温かな信頼関係が、この立ち会い不在という決断によって、修復不可能なほど崩れてしまいました。

その現実が、今も消えない後悔となって、私の心に重くのしかかっています。

退去トラブルに繋がった原因
  1. 信頼関係に甘え、契約上の報告を怠った
  2. 修繕費は会社が負担すると勘違いさせてしまった
  3. 事情を知らない代理人が立ち会った

【退去トラブルの経緯①】退去から1ヶ月後、100万円を超えるの請求が届く

見積書に落とされた“100万円超え”の現実

最初にいただいた見積書に目を通したのは、下の子たちの誕生日のお祝いが落ち着いた、まだ肌寒さの残る春のことでした。

夫の休みの日、テーブルの上に一枚の封筒が置かれていました。

修繕費の見積もりが来たよ。いくらだと思う?

淡々と話す夫の表情からは、何も読み取ることができませんでした。

「修繕費、結構高いのかな?」と想像しながら私は少し間を開けて、
「30万円くらいかな。最悪でも50万くらい?」と答えました。

けれど、心のどこかで嫌な予感がしていました。 「まさか、そんな金額では済まないのかもしれない」という不安が、頭の片隅で静かに波立てていたのです。

そして、封を開けた瞬間――

思考が止まりました。そこに書かれていたのは、100万円を優に超える見積額でした。

「ありえない。」
それが、私の第一声でした。

見積書に含まれていた意外な項目

私たちが「負担すべき」と感じていたのは、

  • クロスの一部剥がれ
  • 汚れ
  • 網戸の故障

せいぜいその程度でした。

けれど、見積書にはこう書かれていました。

  • 天井を含む全てのクロス張り替え
  • 床材と巾木の全面交換
  • お風呂のシーリング打ち直し
  • ダイノックシートの交換(シート代だけで10万円超)

経年劣化を含めた“全面リフォームレベル”の請求内容。
その場で、手が震えました。

すぐに思い当たることがありました。
退去前、夫が大家さんの奥さんに言った言葉――

修繕のことは、会社を通してやり取りしてください。

本来は“確実に連絡をつなぐため”の配慮だったのですが、
それが「会社が修繕費を全額払う」という意味に
すり替わって伝わってしまったのかもしれません。

もうすでに、信頼関係は崩れていた。

退去時のことを振り返ると、

  • 当事者の私たちが立ち会っていなかった。
  • 事前に修繕箇所の報告を怠っていた。
  • 現況を証明する証拠(証拠)を残していなかった。

この3つのミスが重なった結果、私たちは正当な主張をするための「足場」を、自分たちで崩してしまっていたのです。

【退去トラブルの経緯②】大家さんとの直接交渉と信頼崩壊

高額な見積書を手にしてもなお、私たちはどこかでこう考えていました。

直接お話すれば、きっと分かってくれる。

長年お世話になり、子どもたちの成長を家族のように温かく見守ってくださった大家さん。あんなに良好な関係だったのだから、これは何かの誤解に違いない――。そう信じたかったのです。

私たちは夫の会社の担当部署に相談し、了承を得たうえで、契約の窓口となっている担当の方(貸主側のご家族)と直接お話しする機会をいただきました。

「ガイドラインなんて関係ない」ーー突きつけられた厳しい現実

「貸主側はきっと、会社が支払うからと多めに見積もりを出しているだけだ。事情を話せば歩み寄れるはず」 そう信じようとしていました。

しかし、その考えは甘いものでした。

窓口担当者の方の言葉は想像以上に厳しく、一方的なものでした。

壊したものはすべて請求します。

私たちは、事前に正しく報告せず退去してしまったことを誠心誠意謝罪しました。その上で、ガイドラインに沿った経年劣化の考慮や、平米数の再確認、再見積もりをお願いしました。

国土交通省のガイドラインなんて関係ない。

という言葉が帰ってきました。

さらに追い打ちをかけるように、すでに次の入居者が決まり、工事も着工しているとの連絡を受けました。

「もう、話し合いの余地はない……」 目の前が真っ暗になるのを感じました。

あらためて見積書を精査すると、そこには相場とかけ離れた数字が並んでいました。

たとえば、

  • 網戸の張替え:1枚8,000円(相場3,000円程度)
  • 量産クロス:1㎡あたりの単価2,000円(相場700〜1,200円)
  • ダイノックシート張替え:12万(相場5〜8万)
  • フローリング:1㎡あたり15,300円(相場12,000円〜適正な範囲内ですが、小さなキズですべてを張り替える計算に。)

※撤去+廃棄+巾木+床材+施工費を含みます。

平米数も実際の面積より広く計算されており、明らかに「適正な原状回復」の範囲を超えた設定でした。「法人契約だから、会社がすべて支払うだろう」という前提で話が進んでいるような、強い違和感と恐怖を覚えました。

後悔しても遅かった「証拠」の不在

ここで私たちは、もうひとつ決定的なミスを犯していたことに気づきます。 退去時の部屋の写真を、一枚も撮っていなかったのです。

入居時・退去時には、トラブルを防ぐために「現況を写真で残す」のが常識。
けれども、家族のように信頼していた大家さん一家に対して、「写真を撮らなくてはいけない」という意識が、まったく浮かびませんでした。

私たちの頭にあったのは、
「できる限り掃除をきちんとしておこう。」
それが誠実さだと思っていました。

しかし、交渉の場で貸主側から提示されたのは、施工業者が撮影した現況写真でした。 それは、私たちの記憶にある部屋の姿とは異なり、驚くほど不利な印象を与えるものでした。

  • 白黒写真で撮影 → 汚れや影が強調される
  • カーテンを閉め、薄暗い室内で撮影 → 実物よりも汚く見える

たとえ画像加工されていなくても、撮り方ひとつで印象はまったく変わる。自分たちの身を守る「客観的な証拠」がないことの恐ろしさを、このとき初めて痛感しました。

専門家に相談して見えた「本来の妥当額」

私たちはまず、消費生活センターに相談しました。
担当の方はアドバイスはこうでした。

金額に承諾していない段階で、貸主側が勝手に工事を始めた場合、支払い義務に応じる必要はありません。

その言葉に少し救われました。

さらに、専門的な知見を持つ宅建士の方にも、見積書や図面を精査していただきました。 その結果、ガイドラインに則って算出された妥当な修繕額は、約36万円(敷金を差し引き、自己負担額は約4万円)

100万円超という請求額がいかに膨らんでいたか、そして本来の「適正な範囲」がどこにあるのかが、ようやく数字として明確になった瞬間でした。

【第2回目の交渉】決裂、そして崩れ去った未来

2回目の交渉では、専門家のアドバイスと宅建士による再見積もりをもとに、冷静にお話をさせていただくつもりでした。 しかし、その提案が、先方の感情を激しく揺さぶる結果となってしまいました。

電話越しに響いたのは、これまで聞いたこともないような厳しいお声でした。

ふざけるな!もう工事は始まってる!
どんなに見積もっても、100万以下にはならない!お金を支払ってほしい!

その瞬間、私たちはようやく「もう何を言っても届かない。信頼関係は修復不可能なほど壊れてしまったのだ」と悟りました。た。

最後には、感情を抑えきれず声を震わせながら

お願いだから応じてほしい・・・・

と訴える先方の言葉に、私たち夫婦も言葉を失い、深く傷つきました。

本当に、心からお世話になった大家さん一家。
思ってもみなかった高額な請求もショックでしたが、それ以上に「良くしてくれた方々を、ここまで追い詰め、傷つけてしまった」という事実のほうが、何倍も苦しく、胸をえぐられる思いでした。

引越し前、笑顔で交わした約束。

「落ち着いたら、子どもの写真を添えて手紙を送りますね。」
「楽しみにしているよ。こっちに来る機会があったら、いつでも帰っておいで。」

これからもずっと続いていくと信じて疑わなかった関係が、一瞬で幻のように消えてしまった。 その喪失感と後悔は、今も消えることはありません。

最終的な決着と、組織に救われた瞬間

最終的に、双方が歩み寄る形で合意した見積額は、100万円を下回る金額となりました。しかし、そこに至るまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。

宅建士の方から頂いたアドバイスに

もしお互いが納得が行かない場合は裁判になります。

裁判ーーー。まさか。

胃の奥が冷たくなるような気持ちでした。

たとえそれが書類上での静かなやり取りだったとしても、「あんなに良くしてくれた方々と争うことになるなんて……」と、現実を受け入れられずにいました。

あんなに良くしてくれた人たちを傷つけてしまった。
たくさんお世話になったのに・・・。

夫と私は話し合った結果「誠意を持ってを支払って、1日も早く解決しよう」という答えを出しました。

しかし、高額請求です。私は夫と話し合って決めたとはいえ、

本当に、これを払うの…?

法人契約なのに?
子ども3人の教育費に影響するよ?
経年劣化は考慮しないの?
入居時に“クロスは気にしなくていい”って言ってくれたのに?

絶望的な気持ちでいた私たちを救ってくれたのは、法人契約としての仕組みを改めて見直してくれた、周囲のサポートでした。

夫の上司や関係部署が、「社員個人だけに過失を負わせるのではなく、契約の経緯を正しく精査すべき」と動いてくださったのです。

その結果、法人としての適正な精算処理が行われ、私たちの手出しは最小限に抑えられる形で決着しました。 組織の仕組みに守られたことに安堵すると同時に、二度と会社にこうした心配をかけてはいけないと、強く身を引き締めました。

【退去トラブルの教訓】失ったものは”お金”ではなく”信頼”だった

お金の問題は解決しても、
「信頼を失った」という思い現実は残りました。

あれほど親しくしていただいた貸主側の方々と、お互いの“思い違い”からこのような形で縁が切れてしまったこと。その喪失感は、何年経っても消えることはありません。

そしてもうひとつ、私たちが痛感したのは「会社からの信頼」への影響でした。

法人契約である以上、住まいのトラブルは単なる個人の問題では終わりません。 「契約管理の甘さ」や「トラブル対応への労力」など、会社側に多大な心配をかけてしまった事実は、夫が組織の中で積み上げてきた評価にも、少なからず影を落としてしまったかもしれません。

夫自身も、「多大な迷惑をかけた」「二度と同じ過ちは繰り返さない」と、今回の件を深く、深く後悔していました。

退去トラブルは、単なる「住まい」の問題ではありません。 法人契約という形をとっている以上、それは夫の「社会的信用」にも直結しかねない事態なのだと、私はこのときようやく気づいたのです。

家のトラブルは、家族の信頼だけでなく、
夫の“社会的信用”まで揺るがす事態につながることがある。

退去トラブルで失った、2つの大きな信頼
  1. 貸主側との、長年築き上げた温かな人間関係
  2. 会社という組織の中での、家族を含めた誠実な評価

【退去トラブル対策】後悔しないために。退去時に必ずやる5つの行動

今回の退去トラブルで、私は身をもって学びました。どれほど信頼関係があっても、それに甘えや判断ミスひとつで、簡単に壊れてしまうということ。

転勤を伴う引っ越し、子連れ引っ越し、
そしてライフスタイルが変化した後の引っ越しは、
時間にも心にも余裕がありません。

今までの「普通の引っ越し」とは、まったく違う視点と準備が必要だと痛感しました。

ここでは、私が実際に経験を通して学んだ「退去時に後悔しないための5つのこと」をお伝えします。

① 自分を守るために「証拠」を記録する

どんなに相手を信頼していても、記録を残すことは自分と家族を守る「誠実な行為」です。退去時の写真や動画は、唯一の“事実の証人”になります。 私は今回、写真を一枚も撮っていませんでした。それが全ての始まりでした。

  • 明るい時間帯に
  • 全体と、気になる箇所への接写の両方を
  • 無加工の写真を残す

これらを意識して残すだけで、あなたの言葉に強い裏付けが生まれます。

② 「口約束」を過信せず、文字で残す

「クロスは汚しても大丈夫」「掃除は不要ですよ」
そんな優しい言葉ほど、後になって誤解を生みます。

どんなに良好な関係でも、やり取りは文章で残すこと。
メールやLINEのひとことが、トラブルを防ぐ最強の盾になります。

信頼している相手ほど、形式を整える。
それが、相手への誠実さでもあります。

③ 掃除と「火災保険」の確認を怠らない

たとえクリーニング費用を支払う契約でも、「掃除不要」という言葉を鵜呑みにしすぎないこと。また、修繕箇所がある場合は、早めに「火災保険」の補償内容を確認してください。 「うっかり付けてしまった傷」が保険の対象になるケースもあります。小さな確認が、のちにあなたを大きな請求から守ってくれます。

④ 自己判断せず、小さなことでも「相談」する

退去時、「これは経年劣化だろう」と自己判断した箇所が、
後に「入居者の過失」として請求されました。

どんなに些細なことでも、事前に正直に伝えることが誠意の証です。「隠されていた」と相手に思わせないことが、信頼を保つ最大のポイントです。

⑤ 引っ越しのタスクは「夫婦で管理」することが命綱

転勤族・共働き・子育て世帯の引っ越しは、
時間との闘いであり、気づかぬうちに判断が雑になりがちです。

上記の子連れ引っ越しを後悔しないポイントの4点も

転勤が決まった時点で、タスクを洗い出し、引越し日までのスケジュールに落とし込む必要がありました。

更にそれを効率的に進めるために、夫婦で共有し、タスクを確実に完了させる必要があります。

「後でまとめてやろう」は、後悔のもと。

退去までの1か月を週ごとに区切り、
・現況撮影
・掃除完了日
・立会い日
などのタスクを夫婦で共有して進めること。

引っ越しは“片づけ”ではなく、“信頼の引き継ぎ”です。
夫婦で同じ目線を持つことが、トラブルを防ぐいちばんの鍵になります。

【まとめ】信頼とは、”仲良くすること”ではなく”誠実であり続けること”

この経験を通して、私は心から感じました。
信頼は感情ではなく、行動で守るもの。

どんなに仲が良くても、やるべきことを怠れば壊れます。
現状を誠実に伝え、記録を残し、約束を守ることで、
関係は最後まで穏やかに終えることができます。

私は今回の引っ越しで、子どもたちの成長を一緒に楽しんだ大切な「第二の故郷」を失ってしまいました。

子どもの成長を振り返るたびに、あの退去トラブルが無ければ・・・と肩を落とすこととなるでしょう。自分たち自身で、大切な思い出に汚点をつけてしまいました。

この記事を読んでくださったあなたには同じ失敗をしてほしくありません。

転勤族の引っ越しは、いつも「時間」「距離」「人間関係」との戦いです。
けれど、準備と記録と誠実ささえあれば、
どんな引っ越しも“後悔しない別れ”に変えられると、今は信じています。

今この文章を読んでいるあなたへ。まだ間に合います。

この記事を読み終えたら、同じ失敗をしなくていよいように部屋の現状を把握してみましょう。そして原状回復に務めましょう。

経年劣化の範囲、修繕が掃除ができる範囲、火災保険適応範囲を確認し行動に移してください。

あなたの大切な思い出を守るよう行動に移してください。

私からは以上です。あなたの毎日が少しでもより良いものになることを応援しています。

退去トラブルで失ったもの
  1. 「第二の故郷」との絆
    子どもたちの成長を見守ってくれた大切な家と、良好だった大家さんとの信頼関係。
  2. 夫の「組織からの信頼」
    個人だけの問題に留まらず、会社側にも多大な心配と労力をかけてしまいました。
  3. 膨大な「時間」と「精神力」
    解決のための交渉に費やした時間は約1ヶ月。その間、心休まる日はありませんでした。
  4. 予期せぬ「事務費用」
    ガイドラインの確認、図面や膨大なやり取りの書類印刷代だけで約1万円。コンビニのコピー機に通い詰める日々も、地味に精神を削りました。
退去トラブルに合わないために
  1. 「証拠」が命
    自分を守るために、現状の写真をあらゆる角度から撮る。
  2. 「記録」を残す
    口約束は絶対に信じない。やり取りは必ず文章(メール等)で残す。
  3. 「保険」の活用
    原状回復に努めると同時に、火災保険の適応範囲を必ず確認する。
  4. 「相談」を怠らない
    修繕できない傷や汚れは、隠さず早い段階で正直に相談する。
  5. 「夫婦」で並走
    引越しタスクを共有し、スケジュールを「自分事」として二人で管理する。
chan
chan

タスク×スケジュール管理×夫婦分担 これをしっかりと引っ越しの準備に入る前に行いましょう。

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