退去トラブルを防ぐ!子連れ引越しのための「部屋の汚れ・破損チェック」完全ガイド

落書き、シール汚れ・・・。子どもがいるとチェックすべきところがたくさん。退去時に指摘されないか心配。
引っ越しが決まって真っ先に頭をよぎるのは、子どもの成長とともに増えた「壁の汚れ」や「床の傷」ではないでしょうか。
いざ退去となると、「これって全部直さなきゃいけないの?」と不安になりますよね。
私自身、10回以上の引越しを経験し退去には慣れていたはずでしたが、2回目の子連れ引っ越しでは勝手が違い、100万円を超える修繕費を請求される大きなトラブルを経験しました。
この記事では、その実体験をもとに「退去トラブルを防ぐための汚れ・破損チェック3ステップ」をわかりやすく紹介します。
仕事に、育児に、引っ越し準備。
毎日が慌ただしく過ぎていく中で、不安に押しつぶされそうな転勤族ママへ。
もう一人で抱え込まなくて大丈夫。
私があなたのサポーターとして、効率的な準備の進め方をお伝えします。
まずはご夫婦で連携し、“退去トラブルゼロ”を目指しましょう。
- 「どこまで掃除・修繕すべき?」原状回復の正しい範囲がわかる
- 子連れ家庭が見落としやすい「5つの死角」とそのチェックポイント
- スマホだけでできる「証拠写真」の撮り方と整理方法。
退去トラブルを防ぐのは、正しい原状回復の知識と夫婦の協力、そして無理のないスケジュール管理です。

不安を安心に変えるための準備を、私と一緒にスタートしましょう!
退去トラブルを未然に防ぐ!部屋の汚れ・破損チェック3ステップ

「できる限りきれいにして退去したい」と思っても、いざ部屋を見渡すと「どこから手をつければいいの?」と立ち尽くしてしまうこと、ありませんか?
子どもの落書き、点在する無数のキャラクターシール。床にはおもちゃや折り紙、ぬいぐるみが散らばり、壁紙は子どもたちの遊びの跡で剥がれ、レースカーテンはハサミで少し切られてる——
子どもの成長の傷跡を今から「掃除」、「修繕」していく。しかもわずか1ヶ月で。仕事も家事もこなしながら…。想像するだけで途方に暮れてしまいます。
小さな子どもがいると、“見慣れた日常”の中に、退去リスクが息を潜めています。
「うちはそんなに汚していないはず…」そう思っていても、退去時の指摘で驚くことは少なくありません。
ここからは、そんな忙しいママでも迷わず進められるよう、退去トラブルを防ぐための「汚れ・破損チェック」3ステップをわかりやすくご紹介します。
Step1|契約書を再確認|「貸主負担」と「借主負担」の境界線を引く

退去トラブルを防ぐ第一歩は、「契約書の再確認」です。
ここでは、何をどこまで自分が負担するのか(=原状回復の範囲) を明確にしておきましょう。
契約書で確認すべき3つのポイント
まず、手元の契約書を開いて、次の3項目を探してみてください。
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| 「原状回復」の定義 | どの程度まで直す必要があるか明記されているかを確認。 |
| 特約事項 | ハウスクリーニング代や修繕費が「借主負担」として含まれていないかをチェック。 |
| 不利な記載 | 「経年劣化を考慮しない」など、借主に不利な文言がないか注意しましょう。 |
これらの項目をチェックしておかないと、退去トラブルの最大原因である管理会社や大家さんとの“認識のズレ”の原因につながってしまいます。
「原状回復」は新品に戻すことではありません 。
日常生活で自然についた汚れや、年数が経って劣化したもの(経年劣化)は、本来、貸主が負担すべきものです。ここを正しく知っておくだけで、法外な請求を未然に防ぐ「守りの盾」になります。
詳しくは 前回の記事「夫の転勤が決まったら編」 で詳しく解説しています。下の記事から原状回復について確認しましょう。
▼原状回復の範囲を賃貸借契約書で確認しよう

「契約書+ガイドライン」でさらに安心。知識を深めよう。
契約書だけでは判断が難しいときは、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を合わせて確認すると安心です。
「子どもが汚してしまったから、全部私たちが直さなきゃ…」と自分を責める必要はありません。まずはこのルールを知って、落ち着いて部屋を見渡してみましょう。
\国土交通省の公式サイト/
大家さんや管理会社に確認するときのコツ

特約や契約書内で不明な点は、早めに大家さんや管理会社に確認を。このとき注意したいのは、「退去の連絡」と混同しないことです。
たとえば、「そろそろ引っ越すかもしれないので、契約の内容を確認したくて…」とやわらかく切り出すのがおすすめです。
こうしたちょっとした言い方の違いで、相手に「確認のための相談」だと伝わります。丁寧なやりとりが、のちのトラブル防止にもつながります。

原状回復の範囲を確認しておくことで、大家さんにも私たちにも「安心と信頼」が生まれます。
Step2|【チェックリスト】子連れ家庭が見落としやすい5つの死角

契約書の確認が終わったら、次はいよいよ部屋の現状チェックです。
ここでは、実際に部屋を回りながら「汚れ・破損」を目で見て確かめていきます。ポイントは、「住み慣れた風景を、あえて疑って見る」こと。
子どもがいると、どうしても少しずつ積み重なっていく小さな傷や汚れ。
でも、毎日見ているとそれが当たり前になり、意外と気づけないものです。
私が退去費用120万円を請求されたときも、原因の多くは自分ではまったく気づかなかった「無自覚な汚れ」でした。
私が実際に指摘された「気づけなかった汚れ」

敷金内で収まるだろうと甘く見ていた修繕箇所です。

請求が来てびっくり!「え?こんなところも!?」と驚きました。
子どもがいると当たり前につく傷や汚れは要注意!「これくらいは大丈夫」と思っていた箇所こそ、実は見落としやすく、指摘されやすいポイントになります

確かに、“新しく住む家を見に来た”と思って見ると、けっこう厳しい目になるな。

そうなの。だからこそ、“第三者の目”でチェックするのが一番大事なんだよね。
チェックは“第三者の目”で行うのがコツ

子どもがいると、毎日見ている部屋が“見慣れた風景”になり、汚れや傷に気づきにくくなります。いざ退去時に写真を見て「え、こんなに?」と驚くケースが多いのです。
そんな見落としを防ぐコツは、“初めてこの家を見学する人の目線”でチェックすること。
スマホ片手に、1部屋ずつゆっくり確認していくだけで、退去時のトラブルをぐっと減らせます。
子連れ家庭が見落としやすい「5つの死角」
スクロールできます >>
| チェック場所 | 見るべきポイント | リスク度 | 対策 |
|---|---|---|---|
| ①壁紙 | シール跡・クレヨン | ★★★ | シールはがし・専用スプレー |
| ②玄関・廊下 | クロス・スイッチ周り | ★★☆ | 白黒撮影で黒ずみを確認 |
| ③押し入れ | 蝶番のズレ・奥のカビ | ★★★ | 荷物を動かして隙間を覗く |
| ④水回り | 洗濯機裏・洗面台横 | ★★★ | 家電を動かして掃除する |
| ⑤カーテン | 裾のほつれ・落書き | ★★☆ | 酷い場合は買い替えを検討 |

特に注意すべきポイントは5つだね!
チェック1| 壁のシール・落書き汚れの落とし方と注意点

小さいお子さんがいると、シール汚れや落書きは防ぎようがありません。シールは「シールはがし洗剤」を使って撤去、落書きも専用洗剤で、汚れを浮かして除去しましょう。
この両者は汚れを浮かす時間がかかるため、早めに取り掛かりましょう。そして、引っ越しまでは絶対に落書き汚れを増やさない、広げないこと!
子どもたちも一緒に掃除を手伝ってもらい、これ以上範囲が広がらないように注意しましょう。
\別のサイトへ移動します/
\小さいお子さんにも安心/
天然由来成分レモネンで汚れを落とす!
\壁紙もOK!広範囲の汚れに対処/
\小さなペンの後には塗って補修/
\シールを浮かして剥がす/
チェック2| 玄関・廊下の「手垢汚れ」

泥だらけで帰ってきた子どもたち。まだ、靴の脱ぎきもおぼつかないお子さんも多いのではないでしょうか?片手では、上手く脱げなくて。汚れた手で壁を触る。そうすると、いつの間にか玄関のクロスは汚れてしまいます。
\みんな大好きウタマロ洗剤/
壁紙にも使用可能
チェック3| 押し入れ・引き戸の破損とカビ汚れ(内部まで要注意!)

普段、押し入れが子どもの「秘密基地」や遊び場になっていませんか? 実はここ、退去時に「えっ!」と驚くトラブルが潜んでいる場所なんです。
こうした破損は「火災保険」の対象になる可能性が高いので、諦めて自費で払う前に必ず確認しましょう。

今すぐ、荷物を少しずらして壁際を覗いてみてくださいね。
チェック4| 生活周りの“汚れ”と“カビ”

ここは、「経年劣化(大家さん負担)」と「借り主の過失(自分負担)」の判断がもっとも難しい場所です。
実際、わが家はここでも指摘を受けました。指摘されたのは「洗面横のクロスに飛んだ水の跡」と「洗濯機をどかした後の壁のシミ」です。 洗濯機裏の汚れは本来、経年劣化とされるケースが多いのですが、私のように「借り主の過失」と判断されてしまうケースもあるため、絶対に油断できません。
チェック5|カーテン・レースのダメージ

カーテンも退去時には注意すべき曲者に変わります。
小さい子供にやゆらゆら揺れるカーテンは絶好の遊び場。かくれんぼにも最適な、親子にとって思い出深い付帯設備です。
うちのコのケースだと、経年劣化でもろくなったレースカーテンを割いて遊んだり、ハサミでちょこっと、切ったり…。カーテンはよく見るとペンでチョンチョンとインクが滲んでいる箇所がありました。
レースカーテンについては、退去時に新しいカーテンに変え、カーテンは洗濯をして対処しました。ペン汚れは幸い洗濯で落ちましたが、油性だったと思うと本当に恐ろしいです。
\部屋によってカーテンのサイズは様々/
1cmから調整できるカーテンがオススメ
子どものいたずらで紛失していませんか?
失敗しないチェックのコツ
どれだけ気をつけて見ていても、住み慣れた我が家は「見慣れた風景」になっていて、汚れに脳がフィルターをかけてしまいます。 管理会社の厳しい目に勝つために、以下の3つの鉄則を守ってチェックしましょう!

『今日はリビングだけ』と、小分けにしてチェックすると、短時間でできるから、子どもの邪魔がはいりにくいよ!
Step3|現状把握のための写真をとろう!「作戦会議」のための撮影術

部屋のチェックが終わったら、次は「現状を正しく記録」する番です。 入居時の写真がない場合、つい「今さら撮っても遅いかな…」と思いがちですが、実はここからの撮影が退去費用を最小限に抑えるための「最強の武器」になります。
この写真の目的は、「火災保険が使えるか判断するため」そして「これ以上、破損の範囲を広げないための境界線を引くため」にぜひ、記録に残しましょう。
1. 「メジャー」を当てて、傷のサイズを数値化する
これが一番のポイントです。ただ傷を撮るのではなく、必ずメジャーを添えて撮りましょう。
- 火災保険の申請
保険会社に報告する際、傷の大きさが具体的にわかると審査がスムーズになります。 - 過剰請求の防止
たった3cmの傷なのに「壁一面張り替え(数万円)」という見積もりが出たとき、「証拠写真では3cmでしたよね?」と、交渉のテーブルにつくことができます。
▼メジャーは磁石付きの定規の幅が広いものがオススメです。
2. 「引き」と「寄り」の2枚セットが鉄則
「どの場所の、どんな傷か」を第三者(保険会社や夫)に一瞬で伝えるためのテクニックです。
- 寄り(アップ)
メジャーを添えて、傷の深さや汚れの種類を確認するため。 - 引き(全体)
その傷が「部屋のどこにあるか」を特定するため(ドアやコンセントの位置が入るように撮るのがコツ)。



引きで「どこの箇所」か、アップで「状態」を伝えます。
3. Googleフォトの「退去専用アルバム」へ集約
撮った写真は、カメラロールの中に放置せず、今すぐ『2025退去チェック』という専用アルバムを作りましょう!
家族(パパ)にもそのアルバムを共有しておけば、「あそこの傷、どうなってたっけ?」という会話がスマホ1つで完結します。夫婦会議の資料として、これ以上便利なものはありません。

LINEにもアルバム機能があるよ。大切なのは夫婦で共有すること。


我が家は夫とLINEでアルバムを共有しています。

我が家は退去トラブルに見舞われたのも在り、212枚も写真を取っていました!
万が一の破損を見つけたら?「火災保険」の対象かすぐ確認を

せっかくここまでチェックをしても、「これ、もうどう見ても破損してる…」と気づく瞬間がありますよね。
でも、あきらめるのはまだ早い!実はその“破損”、火災保険の補償対象になっている可能性があります。
\火災保険は「火事」だけじゃない/
意外と広い補償範囲!
火災保険という名前ですが、実際には「火事」以外の破損にも対応していることが多いんです。
たとえば、以下のようなケースは“火災保険の補償対象”に含まれる可能性があります。
| 破損・汚損の内容 | 補償対象になることがあるケース |
|---|---|
| 子どもが壁に穴をあけた | 「不測かつ突発的な事故」として対象になることも |
| おもちゃでドアを傷つけた | 家財保険・個人賠償特約で補償される可能性あり |
| 水回りの壁がふやけた | 「漏水・水濡れ事故」として保険金支払い対象になることも |
| 窓ガラス・鏡のひび割れ | 「破損・汚損等」の特約があれば対応可能 |
| 網戸・障子・カーテンの破損 | 家財補償・修繕費用補償の対象になる場合あり |
加入時に配られた「保険証券」や「入居書類」に、
破損・汚損特約
借家人賠償責任保険
などの記載があるか確認してみてください。
ポイントは「不測かつ突発的な事故」です。
「うっかり壊してしまった」ものでも、自然な劣化ではなく“突然の破損”なら補償の対象になることがあります。
時効はありますが、3年間は有効。火災保険の窓口へ“相談ベース”で問い合わせてみましょう。
一本の電話で数万円、数十万円が浮くことも十分にあります。

子どもがぶつけて壁がへこみました。火災保険の対象になりますか?この一言が未来を変えます!
まとめ|この記事を読んだら今日やること
ここまで準備が整えば、退去の不安はほぼ解消です。
- 契約書を引っ張り出す
- 晴れた日の昼間に部屋を一周する
- メジャーを持って「引き」と「寄り」で撮る
- 保険証券を準備する
一つずつ実践すれば、退去トラブルは確実に防げます。
「気づいた今が、備えどき」。今すぐ、誠実な退去準備を始めましょう
誠実な準備が“トラブルゼロ退去”への近道

退去トラブルを防ぐ鍵は、「正しい知識」×「見える化」×「記録」×「備え(保険)」 の4つです。
- Step1|契約書を確認する
まずは、賃貸契約書で「貸主負担」と「借主負担」の線を引きましょう。原状回復の範囲を知ることが、トラブル防止の第一歩です。 - Step2|全室をチェックする
“第三者の目”で部屋を見直すと、普段は気づかない汚れや破損が見つかります。
晴れた日の昼間に、スマホ片手に全室を確認してみましょう。 - Step3|写真で「現状」を残す
気づいた汚れや傷は、スマホで「引き」「寄り」の2枚撮影。
メジャーを添えて撮れば、修繕費交渉や火災保険の申請にも使えます。 - Step4|破損があれば「火災保険」を確認
「うっかり壊してしまった」破損でも、火災保険でカバーできる場合があります。保険証券の「破損・汚損」特約や「借家人賠償責任」の欄をチェックしましょう。
この4ステップを実践するだけで、退去時の不当請求をぐっと減らせます。
小さなお子さんがいる家庭では、どうしても“気づかない汚れ”が発生しがち。
でも、早めに気づいて対応すれば、大きなトラブルになる前に防ぐことが可能に。
そして、万が一破損を見つけても、すぐに諦めないで。
「火災保険」が使えるケースも多く、気づいた時点からでも申請は遅くありません。
「契約書の確認・全室チェック・記録・保険」の4つを早めに実践することで、退去トラブルは確実に防げます。
家族みんなで“できるところから少しずつ”。それが、いちばん誠実で安心な退去準備の形です。
- 【確認】 契約書とガイドラインで「負担の線引き」を知る
- 【点検】 晴れた日にスマホとメジャーを持って全室撮影
- 【相談】 破損があれば火災保険、不明点は大家さんに確認
- 【実行】 スケジュールを立てて夫婦で分担掃除
チェックリスト
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| チェック項目 | 内容 | 完了 |
|---|---|---|
| 契約書の確認 | 「原状回復」「特約」「経年劣化」などの記載を確認 | ☐ |
| 部屋の点検 | 晴れた日に全室を“第三者目線”でチェック | ☐ |
| 写真の記録 | メジャーを添えて「引き」と「寄り」で撮影 | ☐ |
| 火災保険の確認 | 「破損・汚損」や「借家人賠償」特約をチェック | ☐ |
| スケジュール化 | 夫婦で役割を決め、掃除・修繕の計画を立てる | ☐ |
- 賃貸借契約書とガイドラインに目を通す
- 夫婦で玄関から一部屋ずつ、汚れや破損をチェックする
- 汚れ、破損を見つけたら「引き」と「寄り」で写真に残す
- 撮った写真をアルバムに保存し、夫婦で共有する
- 火災保険が適用しそうな破損箇所は窓口へ相談してみる
- 契約書内で不明な点は大家さんに事前に確認をする
- 掃除すべき箇所が把握できたら、スケジュールに落とし込む
- 夫婦の役割分担表で週ごとに掃除をしていく

今すぐ、賃貸借契約書を開いて「負担の線引」から始めよう。





